セマショー 2024(SEMA SHOW 2024)|トヨタ・スープラバード

GR Supra Tribute Pays Homage to Richard Petty’s Famous #43 1970 Superbird as a Modern Expression

“スーパーバード(Superbird)”ならぬ“スープラバード(Suprabird)”とは? NASCARの伝説的なドライバーであるリチャード・ペティに敬意を表して設計されたスープラバードが、セマショー2024のトヨタGRブースで発表された。モチーフになったのは1969年型のプリマス・スーパーバード。GRスープラをベースに空力特性に優れたカスタムボディキットやペティブルーのカラーリングが施されているのが大きな特徴だ。

GR Supra Tribute Pays Homage to Richard Petty’s Famous #43 1970 Superbird as a Modern Expression

トヨタが2024年のセマショーで発表したスープラバードは、NASCARの伝説的なレーサー、リチャード・ペティに敬意を表した特別な一台だ。このクルマは1970年代にリチャード・ペティが駆ったNASCAR #43 プリマス・スーパーバードを現代風に再現したものだ。

このプロジェクトはトヨタのアンバサダーであり、NASCARアナリストかつスープラ愛好家でもあるラトリッジ・ウッドの発案から始まったという。

ウッドは長年にわたりペティ家と親交があり、ペティの息子であるカイル・ペティ氏とこのアイディアを共有してきた。

スープラバードはウッドの所有するGRスープラ3.0プレミアムをベースにカスタマイズされ、コールドエアインテークやカスタムパフォーマンスエグゾーストなどを装備し、その最大出力は382馬力を誇る。

足まわりは車高調整式コイルオーバーを、ホイールには明るいブルーの19インチ3ピースホイールとパフォーマンスタイヤが組み合わされている。

エクステリにはゼッケン「#43」がハンドペイントされ、ボディキットはクラシックなスーパーバードの外観を彷彿とさせるようにデザインされている。

また、このスープラバードはHot Wheels™からダミニカーとしても販売される予定で、クルマ好きやコレクターたちにとって魅力的なアイテムとなりそうだ。

それにしてもなぜトヨタが往年のプリマス(クライスラーブランド)の、そしてNASCAR界のレジェンドであるリチャード・ペティに敬意を払うのか? 

じつはトヨタは2024シーズンよりNASCARにレガシーMCから2台のカムリで参戦しており、そのチームのアンバサダーを務めているのがリチャード・ペティなのだ。

ペティは7回のチャンピオンシップ獲得と通算200勝を勝ち得たNASCAR界におけるレジェンドであり、今回トヨタなのにスーパーバードという驚きの一台に繋がった。

それにしても、プリマスファンの心中は……?

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PHOTO|Kazutoshi AKimoto 秋元一利
TEXT|Kazutoshi AKimoto 秋元一利


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