オーバーランドスタイルに仕立てた 300系ランクルのカスタムスタイル

オーバーランドスタイルに仕立てた 300系ランクルのカスタムスタイル

カンガルーなどの大型動物との接触事故による車両破損を避けるために、オーストラリアで開発されたというカンガルーバー。国内でも愛用者を見かけるが、装着後はどうしてもフロントヘヴィになりがちだ。ここで紹介するランドクルーザーは、オーストラリア製のバンパーを使いながらも、上部を大胆にもカットするなどヘヴィデューティな雰囲気は残しながらも均整のとれたバランスのいい一台として仕上げられたもの。足元には新作のデルタフォース・オーバル20インチも装着し、注目度の高い300系ランクルカスタムとして仕立てられている。

オーバーランドスタイルに仕立てた 300系ランクルのカスタムスタイル

▲KCライトを14連装するなど、見た目も大胆なカスタムスタイル。ボンネット上のライトは、KC HiLiTES FLEX ERA 3を左右に取り付け。車高はノーマルだが、オーナーは今後リフトアップも予定しているそうだ。

納期を待ち侘びる人々を尻目に、いち早く300系ランドクルーザーを手にしたオーナーによるカスタムスモデルが姿を現し始めている。

新潟県新潟市を拠点とする「ヤマダ商店」が製作したランドクルーザー300も、新型モデルの納車を待ち侘びる人々から羨望の眼差しを向けられるだろう、完成度の高い一台だ。

GRSをベースにしたこの車両は、昨春に納車されて以来、足回りから外装パーツまで少しずつオーナーがカスタマイズを重ねてきたというもの。

オーバーランドスタイルに仕立てた 300系ランクルのカスタムスタイル

▲リアラゲッジにはテキサス州オースティンに拠点を置く、ローム製のヘヴィデューティなコンテナやクーラーボックスを積載している。

タイヤ&ホイールのアップデートからJAOS製フェンダーガーニッシュ、ライノラック製ルーフラックなど、ボルトオン・パーツを中心にカスタマイズを行ってきたが、より個性あふれるスタイリングを求めてオーストラリア製のフロントバンパーを装着。

さらに本誌の撮影に合わせてバンバー上側のガード部分を大胆にもカット。全体をラプター塗装で仕上げることで、よりスマートな印象に仕上げるなど、細かなアップデートを重ねている。

カスタマイズされたフロントバンパーは、ライトやグリル部分のパイプ類がなくなったことで、フロントへヴィだった印象をやわらげることができ、均整のとれたスタイリッシュなエクステリアに仕立てられているのが特徴になっている。

カスタムパーツとはいえどもそのまま取り付けるだけでなく、自分なりの解釈を加えることでより個性を際立たせている点からも、オーナーのセンスの良さを感じとれる部分だ。

オーバーランドスタイルに仕立てた 300系ランクルのカスタムスタイル

▲ホイールはデルタフォース・オーバル(20×9.0J +55 / 6-139.7 / hubφ95.2)。カラーはステンブラック。

特殊なサイズであるがゆえに選択肢の少ないランドクルーザー300では、ホイールのチョイスも悩みどころ。

その点、人気の高いデルタフォースの、しかも新作の20インチとなれば、誰もが注目するポイントになるだろう。

今後はリフトアップとKC製ライトの埋め込みも予定しているそうだから、進化は止まらない。

オーナーはイベントなどに出展することも多いというから、運がよければ実車を前にその出来上がりを細かくチェックすることができるかもしれない。

オーバーランドスタイルに仕立てた 300系ランクルのカスタムスタイル

▲上半分にあたるグリルガードをばっさりとカットしたフロントバンパー。バンパーをカスタマイズしたことで、すっきりとした印象に仕上がっている。

オーバーランドスタイルに仕立てた 300系ランクルのカスタムスタイル

▲ライトはKC HiLiTES50″ Pro6Gravity LEDを8連装。ルーフラック後端にもLEDライトバーを装備している。

オーバーランドスタイルに仕立てた 300系ランクルのカスタムスタイル

▲フロントバンパーには80Wのスポットビーム KC HiLiTES FLEX ERA 4を装着。

オーバーランドスタイルに仕立てた 300系ランクルのカスタムスタイル

▲細かな部分の塗り分けもオーナーによるもの。ブラックアウトしたことで、より車高があがっているように見せている。

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▲GRSをベースにしたカスタムスタイル。ノーマル車高ながらも腰高に見えるのは、JAOS製フェンダーガーニッシュを装着したことも大きい。

CONTACT|DELTA FORCE(WHEEL) 
WEB|https://www.force-wheels.jp
CONTACT|ヤマダ商店(CUSTOM) 
WEB_https://www.yamada-shouten.net
CONTACT|EXIZZLE-LINE(RHINO RACK) 
WEB|https://exizzle-line.co.jp
Instagram|@gaku.a.craft
PHOTO|KAZUTOSHI AKIMOTO
TEXT|KAZUTOSHI AKIMOTO
PUBLISHED|2022
SOURCE|Cal Vol.47

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