往年のラリーファン垂涎の的! 日産からサファリラリーZのトリビュートモデル登場

SEMA 2023 NISSAN|セマショー2023 日産

1971年に開催された東アフリカ・サファリラリーは、日産のモータースポーツシーンにおいて忘れることのできない栄光の瞬間だった。

3800マイルの距離を走り切ったダットサン240Z(11号車)はエドガー・ハーマン(Edgar Herrmann)がステアリングを握り、ハンス・シューラー(Hans Schüller)がナビゲーターを務め、2年連続で総合優勝を果たしたからだ(1970年はダットサンブルーバード1600SSSが総合優勝)。

SEMA 2023 NISSAN|セマショー2023 日産

▲会場にディスプレイされたサファリラリーZトリビュート。

2023年のセマショー・日産ブースではコレクターのランディ・ジャッフェから貸し出されたという、そのファリラリー優勝車の忠実なレプリカ、240Zのヴィンテージレプリカが展示された。このクルマは2013年にレストアされ、日産のコマーシャル「60 Years in 30 Seconds」に登場した個体でもある。

SEMA 2023 NISSAN|セマショー2023 日産

▲1971年のサファリラリー優勝者の忠実なレプリカ。

そのヴィンテージレプリカと並んで登場したのが、トミー・パイク・カスタムズが製造したサファリ・ラリーZトリビュートだ。

ツインターボのサファリZトリビュートは、サファリラリーにおける歴史的な勝利を連想させる一台であり、外装はもちろん強化されたサスペンションやエンジン、ライト類など、まさにラリー仕様に仕上げられている。

SEMA 2023 NISSAN|セマショー2023 日産

▲サファリーラリーでの優勝を振り返って製作されたサファリラリーZトリビュート。

足まわりはKW製とNISMO製のサスペンションパーツのコンビネーション。足元にはヨコハマ・ジオランダーM/T G003タイヤと17×7.5インチのNISMO製サファリホイール(プロトタイプ)の組み合わせ。車高も2インチほどリフトアップし、フロントバンパーガードやスキッドプレートも装着。NISMO製オフロードLEDライトも備えている。

インテリアは4点式ハーネスを備えたカスタムロールバーとカスタムトリムされたレカロ製ポールポジションシートをインストール。パワートレインはAMSがチューニングを施した400馬力(+)のVR30DDTTエンジンと、NISMO製Trackキャットバック排気システム、コールドエアーインテーク、カーボンファイバーエンジンカバーなど。

まさに、往年のラリーファン垂涎の的となるディスプレイとなった。

【ダットサン240Zサファリラリー・ヴィンテージレプリカ】

【ニッサン・サファリラリーZトリビュート】

SPECIFICATIONS
BOOTH NISSAN
MODEL NISSAN SAFARI RALLY Z TRIBUTE
ENGINE TWIN TURBO 3.0L
PRODUCTION TOMMY PIKE CUSTOMS
OWNER / BUILDER NISSAN

【出展車両などの詳細は以下のセマショー2023リンク集を参照ください】
https://calog.net/archives/tag/2023-sema-show

ABOUT SEMA SHOW|「セマショー」とは
「セマショー」は米国自動車用品工業会(Specialty Equipment Market Association=SEMA)が主催する世界最大級のアフターパーツトレードショー。毎年11月の第一週にラスベガスコンベンションセンター(LVCC)で開催されている。会場は屋内床面積だけでも約5.5万坪。幕張メッセ(約2.2万坪)の倍以上もある巨大なイベントである。

※本記事は出版物(本誌)よりも先に、Cal Online(https://calog.net)にてオンライン版の記事を先行公開した「デジタルファーストアーティクル」にて制作されたものです。

CONTACT|SEMA
WEB|https://www.semashow.com/
PHOTO|KAZUTOSHI AKIMOTO
TEXT|KAZUTOSHI AKIMOTO
PUBLISHED|2023
SOURCE|Cal Vol.55

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