往年のラリーファン垂涎の的! 日産からサファリラリーZのトリビュートモデル登場
- 2023/11/23
- CAR
- NISSAN, 2023 セマショー, 2023 SEMA SHOW, セマショー2023, SEMA SHOW 2023
1971年に開催された東アフリカ・サファリラリーは、日産のモータースポーツシーンにおいて忘れることのできない栄光の瞬間だった。
3800マイルの距離を走り切ったダットサン240Z(11号車)はエドガー・ハーマン(Edgar Herrmann)がステアリングを握り、ハンス・シューラー(Hans Schüller)がナビゲーターを務め、2年連続で総合優勝を果たしたからだ(1970年はダットサンブルーバード1600SSSが総合優勝)。
2023年のセマショー・日産ブースではコレクターのランディ・ジャッフェから貸し出されたという、そのファリラリー優勝車の忠実なレプリカ、240Zのヴィンテージレプリカが展示された。このクルマは2013年にレストアされ、日産のコマーシャル「60 Years in 30 Seconds」に登場した個体でもある。
そのヴィンテージレプリカと並んで登場したのが、トミー・パイク・カスタムズが製造したサファリ・ラリーZトリビュートだ。
ツインターボのサファリZトリビュートは、サファリラリーにおける歴史的な勝利を連想させる一台であり、外装はもちろん強化されたサスペンションやエンジン、ライト類など、まさにラリー仕様に仕上げられている。
足まわりはKW製とNISMO製のサスペンションパーツのコンビネーション。足元にはヨコハマ・ジオランダーM/T G003タイヤと17×7.5インチのNISMO製サファリホイール(プロトタイプ)の組み合わせ。車高も2インチほどリフトアップし、フロントバンパーガードやスキッドプレートも装着。NISMO製オフロードLEDライトも備えている。
インテリアは4点式ハーネスを備えたカスタムロールバーとカスタムトリムされたレカロ製ポールポジションシートをインストール。パワートレインはAMSがチューニングを施した400馬力(+)のVR30DDTTエンジンと、NISMO製Trackキャットバック排気システム、コールドエアーインテーク、カーボンファイバーエンジンカバーなど。
まさに、往年のラリーファン垂涎の的となるディスプレイとなった。
【ダットサン240Zサファリラリー・ヴィンテージレプリカ】
【ニッサン・サファリラリーZトリビュート】
SPECIFICATIONS | |
BOOTH | NISSAN |
MODEL | NISSAN SAFARI RALLY Z TRIBUTE |
ENGINE | TWIN TURBO 3.0L |
PRODUCTION | TOMMY PIKE CUSTOMS |
OWNER / BUILDER | NISSAN |
【出展車両などの詳細は以下のセマショー2023リンク集を参照ください】
https://calog.net/archives/tag/2023-sema-show
ABOUT SEMA SHOW|「セマショー」とは
「セマショー」は米国自動車用品工業会(Specialty Equipment Market Association=SEMA)が主催する世界最大級のアフターパーツトレードショー。毎年11月の第一週にラスベガスコンベンションセンター(LVCC)で開催されている。会場は屋内床面積だけでも約5.5万坪。幕張メッセ(約2.2万坪)の倍以上もある巨大なイベントである。
※本記事は出版物(本誌)よりも先に、Cal Online(https://calog.net)にてオンライン版の記事を先行公開した「デジタルファーストアーティクル」にて制作されたものです。
CONTACT|SEMA
WEB|https://www.semashow.com/
PHOTO|KAZUTOSHI AKIMOTO
TEXT|KAZUTOSHI AKIMOTO
PUBLISHED|2023
SOURCE|Cal Vol.55
Copyright © CLASSIX
本WEBサイトにて掲載されている写真及びテキストの無断転載を禁じます。