セマショー 2024(SEMA SHOW 2024)|バハクルーザー・レースエディション

Baja Cruiser Race Edition

Westcott Designsが製作した2024年型トヨタ・ランドクルーザーのBaja 500レース仕様は、セマショー2024のトヨタブースに展示された1台だ。このクルマは250ファーストエディションをベースにマットブラック塗装を施した上からペイントプロテクションフィルムを追加、独自の外観に仕上げている。

Baja Cruiser Race Edition

2024年のトヨタ・ランドクルーザーを「バハ・レース」仕様へと仕上げたのは、アリゾナ州に拠点を構えるSUV&トラックのカスタムパーツメーカーWestcott Designsだ。

今年のセマショーには20台近くのランドクルーザーが展示されていたが、Westcottが仕上げたこのクルマは特に目を引く存在だった。目標はBaja 500での勝利と明確化されており、そのためにレーススペックで製作されている。

Baja 500はSCORE World Desert Championship(SCOREワールドデザートチャンピオンシップ)の一つで、2024シーズンは全4戦あり、Baja 500はシリーズの2戦目として2024年5月29日~6月2日まで、メキシコのバハ・カリフォルニア州エンセナダで開催された。

Baja Cruiser Race Edition

レース仕様ということで足まわりはFOX製ショックやマルチリンクサスペンションに変更され、フロント側のサスペンションストロークはなんと22インチ、リア側は18インチを確保、さらにアンダーボディを保護するスキッドプレートも取り付けられている。

足まわりは17インチのInnovate Racing G700ホイール(ビレットゴールド仕上げ)に、37インチのToyo Tires Open Country R/T(37×12.5R17)という組み合わせだ。

インテリアはフロント2座+リア1座になっており、すべてSparco製バケットーシートに変更済み。

ルーフには6インチのLEDオフロードライトが7基、さらにフロントグリル下にも5基の6インチライトが装備されている。

Baja Cruiser Race Edition

リアウインドウの部分には新設された燃料タンク用の給油口も設けられている。

Westcottによるこのランドクルーザーのバハ仕様は、バハレースの厳しい環境にも対応できる競技車両として仕上げられており、今年のセマショーでは見逃せない車両の一台となった。

【セマショー2024記事一覧】
https://calog.net/archives/tag/sema-show-2024

PHOTO|Kazutoshi AKimoto 秋元一利
TEXT|Kazutoshi AKimoto 秋元一利


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