米カスタム業界著名ビルダーのトリプルコラボ・バギーが登場!

セマショー 2023|SEMA SHOW 2023

チップ・フース(Chip Foose)は、かつてのボイド(BOYD)でチーフデザイナーとして活躍、現在はホイールブランドのMHTと共にフース・デザイン・ホイールズ(Foose Design Wheels)を主宰するほか、YouTubeなどのメディアでも活躍する米カスタム業界の著名なビルダーだ。

エンピ(EMPI=European Motor Products Inc.)はカリフォルニア州アナハイムに拠点を置く、フォルクスワーゲンのスペシャリスト。1954年にカリフォルニア州リバーサイドにあったフォルクスワーゲン・ディーラーの一部門「European Motor Products Inc.」が発祥。その後、1956年に「EMPI=Engineered Motor Products Inc.」と社名を変更し、現在もフォルクスワーゲン用スペシャルパーツを数多くリリースしている。

エモリー・モータースポーツ(Emory Motorsports)は、1996年にオレゴン州マクミンビル及びカリフォルニア州ノースハリウッドで設立されたポルシェ356を中心にレストアやカスタマイズを行うスペシャリスト。代表を務めるロッド・エモリー(Rod Emory)は、オリジナルに忠実に再現したレストアはもちろん、アウトロー(Out Row)と呼ばれる独自のスタイルに仕立てた車両を製作するなど、ポルシェ・ファナティックの間ではよく知られる、彼もまた著名なビルダーだ。

セマショー 2023|SEMA SHOW 2023

▲後部に搭載されているのはエモリー・モータースポーツ製のポルシェ空冷水平対向6気筒エンジンだ。

メイヤーズ・マンクス・バギー(Meyers Manx Buggy)はブルース・F・メイヤーズ(Bruce F Meyers)によって製作されたサンドレース用のバギー。1964年にカリフォルニア州ニューポートにあるメイヤーズのガレージで製作された車両。ショートホイールベース化されたフォルクスワーゲン・タイプ1のシャシーを流用して製作されており、デューン(砂丘)のレースや遊びに最適なクルマとして人気を博し、後にキットカーとしても市販された。

フース・ホイールのブースに展示されていたのは、このような著名なブランド・ビルダーによって製作された、フース✗エンピ✗エモリー・モータースポーツのトリプルコラボレーションによるメイヤーズ・マンクス・バギーだ。

ベース車両は

今回はポルシェ製6気筒エンジンや同ステアリングホイール、シートなどを組み合わせており、フース自身の好みを反映させたポルシェ・テイストで仕上げられている。

セマショー 2023|SEMA SHOW 2023

▲ステアリングホイールにポルシェのエンブレムが輝くフースのデューンバギー。

SPECIFICATIONS
BOOTH Foose Design Wheels
MODEL FOOSE✗EMPI✗EMORY MEYERS MANX BUGGY
PRODUCTION EMPI,EMORY MOTORSPORTS,FOOSE DESIGN WHEELS
OWNER / BUILDER CHIP FOOSE

【出展車両などの詳細は以下のセマショー2023リンク集を参照ください】
https://calog.net/archives/tag/2023-sema-show

ABOUT SEMA SHOW|「セマショー」とは
「セマショー」は米国自動車用品工業会(Specialty Equipment Market Association=SEMA)が主催する世界最大級のアフターパーツトレードショー。毎年11月の第一週にラスベガスコンベンションセンター(LVCC)で開催されている。会場は屋内床面積だけでも約5.5万坪。幕張メッセ(約2.2万坪)の倍以上もある巨大なイベントである。

※本記事は出版物(本誌)よりも先に、Cal Online(https://calog.net)にてオンライン版の記事を先行公開した「デジタルファーストアーティクル」にて制作されたものです。

CONTACT|SEMA
WEB|https://www.semashow.com/
PHOTO|KAZUTOSHI AKIMOTO
TEXT|KAZUTOSHI AKIMOTO
PUBLISHED|2023
SOURCE|Cal Vol.55

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