唯一無二の“オレ仕様”、JB64型ジムニーの魔改造

唯一無二の“オレ仕様”、JB64型ジムニーの魔改造

若い頃からとにかくクルマが大好きだったという山﨑さん。趣味が高じて、現在は「A-CRAFT」というブランド名でジムニー用のパーツなどをWEBサイトで販売している。愛車JB64ジムニーはボディのラッピングから始めて現在の形になるまで、すべてがDIYで作り上げたもの。旧車のパーツも組み合わせながら、唯一無二のスタイルに仕上げたものだ。

唯一無二の“オレ仕様”、JB64型ジムニーの魔改造

▲外装は元々キネティックイエローだったものを自分でラッピングしてガンメタリックに変更。フルラッピングはこのジムニーで3回目だというから驚きだ。

トライアルに参戦していたこともあって、ジムニーだけでも4〜5台を乗り継いできたという山﨑さん。自身で車両を製作してきたこともあり、溶接から鈑金加工までなんでも自分でできるだけの技術を持っている。

愛車の1台であるJB64型のジムニーは、その腕前を生かしてすべて自分自身の手で作り上げてきた“俺仕様”。何かを参考にしたり、真似したりすることなく、頭の中で想像した形をそのまま具現化したものだ。

唯一無二の“オレ仕様”、JB64型ジムニーの魔改造

▲ライトリングは光岡製。ミニのウインカーも違和感なくインストールされている

装着されているパーツのほとんどはジムニー以外からの流用というのもユニークなポイント。フロント周りはアルミサッシの部材を使ってグリル・インサートを作成。クラシック・ミニのウインカーマーカーとボンネットピン、さらにハーレーダビッドソン製のヘッドライトを組み合わせたことで、見たこともないような面構えになった。

古いクルマの部品があちこちに使用されているが、果たしてどうやってその組み合わせを考えているのか尋ねてみると、「頭の中には気になるパーツの形と保管してある場所が全部インプットしてあります」と山﨑さんは答える。

唯一無二の“オレ仕様”、JB64型ジムニーの魔改造

▲後部キャビンからぴょこんと顔を出すのはキャンピングカー用の換気口。車中泊用に設置したもの。理想を追求するなら屋根も躊躇なく切り抜いてしまう。

もちろん、世の中に無いものはゼロから作りあげることもあるし、理想を追求するためには時に合理的ではない判断も下す。じつはシエラ純正オーバーフェンダーを取り付けた車体は軽自動車から普通車へ構造変更済み。たとえ維持費が嵩んだとしても、理想の形に近づけたい、と考えてのことだ。

山﨑さんのジムニーは、常識に囚われない唯一無二のDIY作品なのだ。

唯一無二の“オレ仕様”、JB64型ジムニーの魔改造

▲後部には自作のカーゴキャリアも装着済み。

唯一無二の“オレ仕様”、JB64型ジムニーの魔改造

▲社外のステアリングには純正ステアリングホイールのスイッチ類を移設。

唯一無二の“オレ仕様”、JB64型ジムニーの魔改造

▲使いにくい位置にあったパワーウインドウスイッチはモニター下へリロケーション。空いたスペースにはトグルスイッチを取り付けて、電気類のコントロールユニットへと変更している。


CONTACT|A-CRAFT
WEB|https://a-craft82.ocnk.net
Instagram|@gaku.a.craft
PHOTO|KAZUTOSHI AKIMOTO
TEXT|KAZUTOSHI AKIMOTO
PUBLISHED|2022
SOURCE|Cal Vol.47

※商品の詳細(価格・サイズなど)は掲載時のものとなります。
※本WEBサイトにて掲載されている写真及びテキストの無断転載を禁じます。


関連記事

AD

ページ上部へ戻る