
アメリカではピックアップトラックが最も人気のあるカテゴリーだ。2024年の販売ランキングでは、フォードFシリーズが1位、シボレー・シルバラードが2位、ラム1500が3位を占める。対するトヨタも人気モデルを続々投入。フルサイズ・ピックアップトラックのタンドラは、フルモデルチェンジ以降、急激に販売台数を伸ばしており、上位モデルを急追している。一方で、ミッドサイズのタコマは、すでにこのクラスで不動のトップセラーを維持している。FLEXでは、そのタンドラ&タコマの輸入販売を開始。個性あふれるピックアップトラックが国内で手に入るようになった。

▲トヨタ・タンドラに搭載されているエンジンは3.5L V型6気筒ツインターボ。マルチリンク式のサスペンションと相まって、その走りは上級SUV以上。
トヨタ・タンドラは、テキサス州サンアントニオで生産されているフルサイズピックアップトラック。1999年に初代モデルが登場し、現行モデルで3世代目。パワートレインには3.5L V6ツインターボを搭載し、最大出力は389馬力。サスペンションもリーフリジットからマルチリンクに変更されるなど、SUVを凌ぐ快適性を実現したクルマだ。
今回FLEXが輸入販売したのは、そのタンドラの最上級仕様「1794エディション」で、専用のリッチクリームレザー内装、ウッド調インパネ、JBLプレミアムオーディオ、14インチ大型タッチディスプレイ、電動サンルーフ、電動サイドステップ、デジタルインナーミラーなど、極めて豪華な装備を備えたクルマ。足元にも純正で20インチホイールを装着しており、まさに“AmericanPremium Truck”といえる一台だ。

▲写真のタンドラは2022年式で、走行約4.2万km。外装色はパールホワイト。ピックアップトラックの実用性に高級SUV並みの快適性を融合させた、まさに“American Premium Truck”だ。

▲ タンドラのインテリアは“プレミアム”という言葉が相応しいほど上品な仕様だ。

▲撮影車両のタンドラにはNITTO RECON GRAPPLER AT(LT265/70R20)が装着されていた。

▲ドライブモードを変更するタンドラのセレクトダイヤルは、非常にスタイリッシュなデザインで仕上げられている。

▲大型モニターを搭載したタンドラのインストルメントパネル。JBLサウンドシステムに加え、アップル、アンドロイドどちらでも対応可能なCarPlayも搭載。アラウンドビューモニターも装備されている。

▲タンドラのベッド(荷台)やステップは、テールランプのスイッチで開くことができる。

▲ドア開閉と連動したオートサイドステップも、タンドラには装備されていた。

▲タンドラの中でも最上級グレードである「1794エディション」。「1794」の数字は、タンドラ工場が建設されているテキサス州サンアントニオの土地が1794年に牧場として開拓されたという歴史に由来する。
一方のタコマは、メキシコ生産の中型ピックアップトラック。現行モデルは4世代目で、2024年にフルモデルチェンジを果たしたばかりだ。新開発のTNGA-Fプラットフォームを採用し、2.4L直列4気筒ターボを搭載。パワフルかつ燃費効率に優れ、耐久性と走破性を高次元で両立している。
このタコマは、北米では非常に人気の高いモデルであり、ミッドサイズクラスで長年にわたり販売台数首位を維持している。FLEXが今回輸入販売したモデルは「TRDオフロード」で、ビルシュタイン製サスペンションやマルチテレインモニター、Crawl Controlなどを搭載し、悪路での走破性を向上させたクルマだ。加えて、今回は見た目の向上と車検対応を兼ねて、FLEXオリジナルのヘッドライトやテールライトまで装着されている。
FLEXはこれまでランクルやハイエースを中心に日本市場で独自の地位を築いてきたが、この2台を手始めに、今後は北米市場向けモデルの逆輸入にも積極的に展開していくそうだ。
取材時の情報では、アメリカ本国にタンドラ2台、タコマ1台のストックも確保しているという。パワートレーンなどにおいて国内モデルと共通する部分も多く、FLEXが全国展開しているサービス網もしっかりと生かせる。購入後のメンテナンスも含めて、安心して購入できる逆輸入車になりそうだ。

▲写真のタコマは2024年式で、走行約1万km。TRD純正17インチホイールにBF Goodrich Trail-Terrainタイヤ、シャッター式トノカバーを装備する。全長は541cmと、日本仕様のハイラックスに近いサイズながら、より先進的なデザインと高い質感を誇る一台だ。

▲インテリアは非常にスポーティな印象。ステアリングのスイッチ類は国内モデルにも共通する設計になっており、非常に使いやすい。中央には大型モニターも装着されている。

▲リアシートも十分な居住性を誇っている。

▲ベッド(荷台)やステップは、テールランプのスイッチで開くことができる。

▲「TRDオフロード」は、トヨタのモータースポーツ部門「TRD」が手掛けたオフロード仕様。足まわりにはビルシュタイン製リモートリザーバー式サスペンション(モノチューブ構造)も採用されている。
PHOTO|Kazutoshi AKimoto 秋元一利
TEXT|Kazutoshi AKimoto 秋元一利
PUBLISHED|2025
SOURCE|Cal Vol.67
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