セマショー 2026(SEMA SHOW 2026)|1200馬力の市販クレートエンジンを搭載! 極地での捜索救助活動を想定した史上最強のブロンコ
- 2026/11/6
- CAR
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常識では考えられないほどの大排気量や巨大なタイヤ、そして圧倒的な存在感。2026年のSEMAショーには、そんなアメリカ流の大胆な発想を具現化したマシンが登場した。単なる性能競争にとどまらず、技術者たちの遊び心と飽くなき挑戦が生み出した、規格外のクルマづくりに注目してみよう。
SEMAショーでフォード・レーシングが公開した「ブロンコ・フロストウォーデン(Bronco Frostwarden)」は、新型クレートエンジンの実力を示すために製作されたコンセプトカーだ。極寒地での捜索救助活動をイメージした車両で、ブロンコをベースに圧倒的なパワーと悪路走破性を追求したもの。フォードが持つエンジニアリング技術を結集した、まさにSEMAショーならではの一台といえる。
最大の注目点は、7.3L V8スーパーチャージャーエンジン「Megazilla 2.0」だろう。従来のMegazillaに過給機を追加しただけではなく、強化シリンダーブロックや専用カムシャフト、改良型ピストン、大容量インジェクターなどを採用した新開発ユニットだ。これにWhipple製スーパーチャージャーを組み合わせ、最高出力はなんと1200馬力以上。最大トルクも1000lb-ft (約1356Nm)以上を発生する。フォードは「自動車メーカーが開発したクレートエンジンとして、史上最高クラスの出力を誇る」とアピールしている。
その強大なパワーを受け止めるため、足まわりも徹底的に強化された。74WELD製ポータルシステムにBilstein製カスタムダンパーを組み合わせ、駆動系にはDana製強化パーツを採用。18インチのWELD製ビードロックホイールには42インチのBFGoodrich製タイヤを装着し、大幅に引き上げられた車高とワイドなスタンスによって、雪深い悪路にも対応する迫力あるスタイルを実現している。
なお、車両の「フロストウォーデン」は市販を予定していないコンセプトカーだが、クレートエンジン「Megazilla 2.0」は市販を予定。当初2025年末の受注開始と報じられていたが、2026年11月のSEMAショー時点で価格は未発表。出荷は2027年第1四半期と報じられている。なお、従来型Megazillaの価格は約2万3400ドルだ。
【セマショー2026記事一覧】
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PHOTO|Ford Motor Company
TEXT|Kazutoshi AKimoto 秋元一利
PUBLISHED|2026
SOURCE|Cal Vol.73
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