Story of Meyers Manx|メイヤーズ・マンクスが生み出した伝説のデューンバギー

新たなる一歩を踏み出した
ブルース・メイヤーズの第二章

1999年、メイヤーズは再びバギー製作に挑み、新しいエンジンやシートヒーターを備えた改良版を発表。翌2000年にはカリフォルニア州バレーセンターに新会社を設立し、限定100台のクラシック・マンクス・シリーズを発売して再び注目を集めた。さらに2002年にはマンクスター2+2とマンクスターデュアルスポーツをリリース。これらのモデルは、オリジナルのデザインを踏襲したものとなったが、タイプ1のシャシーに合わせてサイズ調整されるなど、車体はより現代風にアレンジされていた。

2009年の春にはオリジナルと同様にショートホイールベース化したモデルを再設計したキックアウトマンクスも発表。オリジナルのマンクスバギーを忠実に再現したスポーツモデルとして話題になった。

こうした経緯を経て復活したメイヤーズ・マンクス・バギーはオリジナル同様にタイプ1 “ビートル”や“スーパービートル” のシャシーをベースに、リアエンジンの後輪駆動を特徴としている。

ボディはオリジナルの金型を改良してより精密なグラスファイバー製となり、特に4座のモデルでは後部座席スペースを広くとり、簡単に組み立てのできるキットモデルとなっているのも大きな特徴のひとつだろう。

一方で、メイヤーズが興した会社は、2020年11月にベンチャーキャピタルのトラウズデール・ベンチャーズに売却され、自動車デザイナーであるフリーマン・トーマスがCEOに着任、新会社「マイヤーズ・マンクスLLC」が発足した。

現在はこの新しい会社の下でメイヤーズ・マンクス・バギーは従来通りキットカーとして製造されている。

2024年10月には、その新しいマンクス・バギーを用いて、ルーツともいえるバハ・カリフォルニア半島への冒険旅行も実施。“オールドレッド” と呼ばれた初期のメイヤーズ・マンクス・バギーを再現した車両で見事に走り切り、その性能が現代でも十分に通用することを証明した。

マンクス・バギーを生み出したブルース・メイヤーズは2021年2月19日にカリフォルニア州で静かに息を引き取ったが(享年94歳)、今もなお彼の哲学はしっかりと受け継がれている。
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