RALLY HOKKAIDO 2025|FLEX SHOW AIKAWA Racing with TOYO TIRES トラブルを越えて全開走行!

「ラリー北海道」は、全日本ラリー選手権の第6戦、およびXCRスプリントカップ北海道の第4戦として開催される国内屈指のグラベルラリー。北海道帯広市を拠点に、足寄町や陸別町など広域にわたる未舗装路を使用し、総走行距離は約630kmに達する。FLEX SHOW AIKAWA Racing with TOYO TIRESは、今年もこの歴史と伝統のあるイベントに参戦。XC‑2クラスに三菱トライトンを投入し、昨年の雪辱を果たすべく、万全の体制で臨んだ。

▲FLEX SHOW AIKAWA Racing with TOYO TIRESの川畑/中谷組は、SS1「PAWSE KAMUY SHORT」ではクラストップに4秒差をつけて1位、続くSS「RIKUBETSU LONG」でも3秒差で2位といういきなりの好スタートを切った。

「XCRスプリントカップ北海道」は、ピックアップトラックやSUVを主体とし、未舗装グラベル路のロングステージを設定したクロスカントリーラリー形式の競技シリーズ。2022年に発足して今年で4年目を迎え、2025年大会では「ラリー北海道」がシリーズの第4戦として開催された。

特に2025大会ではシリーズ中でも長距離&タフなコース設定となり、グラベルの高速路、轍、浮石、砂利、泥など変化の大きいエリアがコースに設定された。総行程も約630km超という距離になり、まさに国内最高峰のクロスカントリーラリーだ。

参加台数も前年度の17台から2025年は22台に増加(XC‑2クラス)。帯広駅前でのセレモニアルスタート/ラリーショーでは、全国から観戦に訪れたファンが参戦車両を囲み、大きな賑わいの中でレースがスタートした。

この中、俳優 哀川翔さんを総監督とするFLEX SHOW AIKAWA Racing withTOYO TIRESは、今回もドライバーに川畑真人選手、コ・ドライバーに中谷篤選手という昨年同様の布陣で参戦。2024年大会ではレース中に転倒するアクシデントに見舞われたこともあり、「今年こそリベンジを目指す」とし、マシン強化を図りながら大会に臨んだ。

▲2025年のラリー北海道におけるFLEX SHOW AIKAWA Racing with TOYO TIRES の挑戦は、序盤から好調な走り出しを見せながらも、マシンの電子制御系トラブルに翻弄された。とはいえ、いくつかのSSではクラストップタイムを獲得。最終SSでの猛アタックぶりなど、チーム・車両ともに明確な手応えを得たことは確かである。

2025年シーズンは7月に開催されたXCRスプリントカップ「ラリー・カムイ」にも参戦するなど、チームは参戦車両の三菱トライトンの熟成を重ねており、クラス優勝を狙う体制を整えてきた。

参戦車両の三菱トライトン・FLEXラリースペックは、過酷なラリーに耐えるように各部に改良を加えたもので、特に2025年は足まわりやブレーキの強化を進めている。同時にサブコンピュータの追加なども行い、マシンは十分な戦闘力を備えた本格的なラリー仕様となっている。

ドライバーの川畑選手も、レッキ(下見)でマシン感触を確認したうえで本戦入り。長く、厳しいコースを舞台にした国内屈指の過酷なラリーではあるが、まさにチームは万全の体制でレース初日を迎えることになった。

▲XC-2クラスで優勝した#115万波彬/梅本円組。

FLEX SHOW AIKAWA Racing withTOYO TIRESは、レース直前にいくつかのトラブルも抱えつつも、順調に準備を整え、スタートの日の朝を迎えた。レース初日の9月6日(土)レグ1は、帯広市内から足を伸ばし、足寄・陸別・ヤムワッカといった林道・ロンググラベル区間を含む8本のSSが舞台となる。

川畑/中谷組は、ここで早速素晴らしい走りを見せてくれた。なんとSS1「PAWSE KAMUY SHORT」でクラストップに4秒差をつけるという快走を見せ、見事に1位を記録。続くSS2「 RIKUBETSU LONG 」でも 3秒差で2位を記録するという好スタートを切ったのだ。

ところが、ここで事態は急転する。突如SS3「YAM WAKKA REVERSE」(全長約23km)でトラブルが発生。車両の出力が大幅に低下する事態に見舞われ、トップから大きく離されてしまった。

その後も、車両トラブルが頻発。サブコンピューターとECUのマッチングがうまく噛み合わず、思うようにマシンを走らせることができない状態が続き、大きく順位を下げてしまった。この結果、レグ1はクラス8位で終える展開となった。

▲JAOSからは#119 能戸知徳/田中一弘組が参加。同クラス4位を飾った。

翌9月7日(日)は雨模様によるスリッピーな路面状況でレグ2がスタート。チームは前日のトラブルを受け、サブコンピューターをオフにして臨む判断を下した。

川畑/中谷組は朝のSS9スタートから集中力を高め、SS11「IKEDA SSS」ではまたもトップタイムを奪う走りを見せる。この時点でトップとの差は大きく、上位入賞は難しい状態となっていたが、それでも最後まで諦めずにファンの前で激走を続けた。

最終SS12ではサブコンピューターをオンにしてラストアタック。ここでもクラス2位というタイムを記録してレースを終えた。「もし前日のトラブルがなければ」という悔しさが残るレースではあったが、車両が本来のポテンシャルを発揮すれば十分に上位を狙えるということもよくわかった。

本戦で得られた課題を速やかに改善すれば、次回は更なる上位、“優勝争い”へ手が届くポジションにもあるといえる。ドライバーの川畑選手は「(順位の)浮き沈みはあったけれど、沈んだまま終わりたくありませんでした。だからこそ、2日目はしっかり気持ちを切り替えて、最後はかなり気合い入れて走りました。最後にトライトンのポテンシャルを引き出せたと思っています」とレースを振り返る。

総監督の哀川翔さんも「まずは完走できてよかった。やるからにはトップを取りたいというのは、自分も川畑くんも、そしてチームの皆んなも一緒。さらなる課題も見つかったので、次戦に向けて頑張りたいと思います。応援ありがとうございました!!」と最後を締め括った。

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