マニアも憧れる“ヨンマル”と“ナナマル” 2台を同時に所有するという羨望のカーライフ
- 2023/12/24
- CAR
- ランドクルーザー, ランクル, LAND CRUISER, ランクロ
熊本県在住のノブさんは、ヨンマルとナナマルの2台を所有するというランクルマニア。78型プラドから乗り換えたナナマルだけでは満足できずに、一昨年、ついに憧れのヨンマルも手にいれた。休日は阿蘇の山並みを愛車のランドクルーザーでドライブ。「今日はどちらで走りに行こうか」と、その日に乗る1台を迷うという贅沢な時間も楽しんでいる。
トヨタ・ランドクルーザー70系、通称“ナナマル”は1984年に登場。ショート、ミドル、セミロング、ロング、トゥループキャリア用のスーパーロングなど、多彩なバリエーションをラインナップして人気を博したが、惜しまれつつも2004年に国内での販売を終了した。
熊本県在住のノブさんの愛車は、その“ナナマル”のモデル末期にあたる最終生産モデルだ。
2ドア・ミドルボディにFRPトップを組み合わせたナナマルは、78型のプラドに乗っていたというノブさんが、より本格的な4輪駆動車であるランドクルーザーが欲しくなり8年ほど前に購入したもの。
理想の個体を求めて「FLEXランドクルーザー仙台店」で購入し、熊本まで陸送してもらったという車両で、集中ドアロックやパワーウインドウなどの快適装備を装備したLXグレード。トランスミッションも4ATという日常使いにも適した一台である。
内外装共に非常にコンディションのいい個体ではあるが、なんとノブさんはナナマルだけでは満足できずに、一昨年にやはりモデル末期となる1983年式のBJ46V “ヨンマル”を増車し、2台のランドクルーザーのオーナーとなった。
「ヨンマルは“いつかは欲しい!”と思い続けてきたクルマ。ナナマルも手放したくなかったので、結局2台持ちになっちゃいました」と、ノブさんは語る。
リフトアップに大径タイヤなど、各部をカスタムした個体はどちらも購入時のまま。つまり予めカスタマイズされた個体を手に入れたわけだが、2台のランドクルーザーは不思議と同じようなテイストで仕上げられている。
ちなみに2台の使い分けをノブさんに尋ねてみると「気分しだいで乗り分けていますが、運転が楽しいのはヨンマルの方ですね。ナナマルは奥さんと出かける時に使うことが多いです」と答えてくれた。
メンテナンスは、ナナマルは近所のディーラーへ、ヨンマルは鹿児島の「フレンディオート」に依頼しているそうで、今後もしっかりと整備を施しながら少しでも長く乗り続けたい、と語ってくれた。
OWNER_NOBU
“趣味は洗車”というノブさん。2台の愛車はどちらも休日専用車。普段は自宅のカーポートに止めていることから、どうしてもボディに埃がまとわりつくそうで、休日はクルマを磨いていることも多いという。気持ちのいいドライブルートが数多ある阿蘇エリアに住まいを構えており、天気のいい日は愛車のステアリングを握って、走りを楽しむそうだ。
PHOTO|KAZUTOSHI AKIMOTO
TEXT|KAZUTOSHI AKIMOTO
PUBLISHED|2023
SOURCE|LAND CRUISER CHRONICLE Vol.02
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