マニアも憧れる“ヨンマル”と“ナナマル” 2台を同時に所有するという羨望のカーライフ

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熊本県在住のノブさんは、ヨンマルとナナマルの2台を所有するというランクルマニア。78型プラドから乗り換えたナナマルだけでは満足できずに、一昨年、ついに憧れのヨンマルも手にいれた。休日は阿蘇の山並みを愛車のランドクルーザーでドライブ。「今日はどちらで走りに行こうか」と、その日に乗る1台を迷うという贅沢な時間も楽しんでいる。

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▲2ドア・ミドルホイールベースにFRPトップというスポーティな組み合わせ。足まわりのカスタマイズも含めて、トータルバランスのいい1台は「FLEX」にて仕上げられたものだという。

トヨタ・ランドクルーザー70系、通称“ナナマル”は1984年に登場。ショート、ミドル、セミロング、ロング、トゥループキャリア用のスーパーロングなど、多彩なバリエーションをラインナップして人気を博したが、惜しまれつつも2004年に国内での販売を終了した。

熊本県在住のノブさんの愛車は、その“ナナマル”のモデル末期にあたる最終生産モデルだ。

2ドア・ミドルボディにFRPトップを組み合わせたナナマルは、78型のプラドに乗っていたというノブさんが、より本格的な4輪駆動車であるランドクルーザーが欲しくなり8年ほど前に購入したもの。

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▲ホイールはボルクレーシングTE37にBFグッドリッチ・A/T(285/75R-16)という組み合わせ。

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▲トランスミッションは4速AT。気軽に運転できる取り回しのいい車体サイズでもあることから、奥様でも運転ができるそうだ。

理想の個体を求めて「FLEXランドクルーザー仙台店」で購入し、熊本まで陸送してもらったという車両で、集中ドアロックやパワーウインドウなどの快適装備を装備したLXグレード。トランスミッションも4ATという日常使いにも適した一台である。

内外装共に非常にコンディションのいい個体ではあるが、なんとノブさんはナナマルだけでは満足できずに、一昨年にやはりモデル末期となる1983年式のBJ46V “ヨンマル”を増車し、2台のランドクルーザーのオーナーとなった。

「ヨンマルは“いつかは欲しい!”と思い続けてきたクルマ。ナナマルも手放したくなかったので、結局2台持ちになっちゃいました」と、ノブさんは語る。

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▲北海道の専門店で製作されたというBJ46V。各部をブラックアウトし、グレー&ブラックで外装を統一されている。

リフトアップに大径タイヤなど、各部をカスタムした個体はどちらも購入時のまま。つまり予めカスタマイズされた個体を手に入れたわけだが、2台のランドクルーザーは不思議と同じようなテイストで仕上げられている。

ちなみに2台の使い分けをノブさんに尋ねてみると「気分しだいで乗り分けていますが、運転が楽しいのはヨンマルの方ですね。ナナマルは奥さんと出かける時に使うことが多いです」と答えてくれた。

メンテナンスは、ナナマルは近所のディーラーへ、ヨンマルは鹿児島の「フレンディオート」に依頼しているそうで、今後もしっかりと整備を施しながら少しでも長く乗り続けたい、と語ってくれた。

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▲完成済みの個体を購入したことから、各部のカスタマイズに関しては細かく把握していないというノブさん。メンテナンスは鹿児島の「フレンディオート」に依頼しているそうだ。

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▲ホイールはジムライン、タイヤはBFグッドリッチM/Tの33×10.50R-15の組み合わせ。リフトアップも施されている。

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▲エンジンはオリジナルの3Bを搭載する。日頃からメンテナンスには気を配っており、こまめにオイル交換も施されている。

OWNER_NOBU
ランクロ“趣味は洗車”というノブさん。2台の愛車はどちらも休日専用車。普段は自宅のカーポートに止めていることから、どうしてもボディに埃がまとわりつくそうで、休日はクルマを磨いていることも多いという。気持ちのいいドライブルートが数多ある阿蘇エリアに住まいを構えており、天気のいい日は愛車のステアリングを握って、走りを楽しむそうだ。

PHOTO|KAZUTOSHI AKIMOTO
TEXT|KAZUTOSHI AKIMOTO
PUBLISHED|2023
SOURCE|LAND CRUISER CHRONICLE Vol.02

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