ビッグブロック×2基のデュアルエンジンC.O.E.

セマショー 2023|SEMA SHOW 2023

1944年製フォードのC.O.E.トラックをベースにしたユニークなカスタムカーが2023年度のセマショーに出展された。

車両はウエストホールでラングラーを2台重ねた“ルビコンド”を展示していたクォークLEDの屋外展示車両。

C.O.E.=キャブオーバーエンジンのトラックに、排気量496cu.in.のビッグブロックV8を2基搭載したデュアルエンジン仕様になっており、キャビンの後ろ側に剥き出しのエンジンが2基搭載されている。

気になるのは左右エンジンの出力をどう制御しているのか? という点だが、トランスミッションの後ろ側に左右エンジンの出力を調整するメカニカルハウジングがあって、エンジンからの出力を調整、出力はアクスルの手前にある短めのドライブシャフト一本に集約されるようだ。

ちなみに足まわりはエアサス仕様でリアサスペンションは4リンク化。ホイールはMOBストリートカスタム製20インチで、これにミッキー・トンプソン製タイヤを組み合わせている。

セマショー 2023|SEMA SHOW 2023

▲エンジン→トランスミッション→左右エンジンの出力を調整するメカニカルハウジング→ドライブシャフトへと繋がるパワートレーン。

SPECIFICATIONS
BOOTH QUAKE LED
MODEL 1944 FORD 498T “BAD IDEA”
OWNER / BUILDER JOSH FELLMAN

【出展車両などの詳細は以下のセマショー2023リンク集を参照ください】
https://calog.net/archives/tag/2023-sema-show

ABOUT SEMA SHOW|「セマショー」とは
「セマショー」は米国自動車用品工業会(Specialty Equipment Market Association=SEMA)が主催する世界最大級のアフターパーツトレードショー。毎年11月の第一週にラスベガスコンベンションセンター(LVCC)で開催されている。会場は屋内床面積だけでも約5.5万坪。幕張メッセ(約2.2万坪)の倍以上もある巨大なイベントである。

※本記事は出版物(本誌)よりも先に、Cal Online(https://calog.net)にてオンライン版の記事を先行公開した「デジタルファーストアーティクル」にて制作されたものです。

CONTACT|SEMA
WEB|https://www.semashow.com/
PHOTO|KAZUTOSHI AKIMOTO
TEXT|KAZUTOSHI AKIMOTO
PUBLISHED|2023
SOURCE|Cal Vol.55

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