トレンドに敏感なキャンパーたちが集う「グリッドポイント」は、完全招待制のオーナーズミーティングキャンプ。注目のオーバーランダーなど、今すぐ参考にしたいスタイリッシュなアウトドアスタイルを目にすることができる。

▲オーストラリアの帰国子女である２台のHJ47は、９人の日本人冒険者と共に再びオーストラリアの地で横断を決行する「SAMURAI CRUISER」の発起人である宮城ファミリー。直６ディーゼルエンジン1HDへの換装を済ませた車両は間もなく海を渡る準備に入る。

愛車で車中泊や車上泊をしながらロードトリップを楽しむオーバーランダーが集結する「グリッドポイント」が2022年11月5〜6日に行われた。完全招待制のオーナーズミーティングとしてスタートし、今回で４回目の開催となる。

開催場所は富士山のビュースポットとして知られる朝霧高原。間近に望む富士山や秋の深まりとともに見ごろを迎えた紅葉が広がる絶景を楽しみながら、気の合う仲間と至福の時間を共有した。

初日の土曜日は曇り空で残念ながら富士山が見えない状態だったが、キャンプの醍醐味である焚き火や薪ストーブを囲んでまったりとした時間を過ごした。翌日は快晴となり、澄んだ空気の朝に富士山を愛でることができたようだ。

▲2004年モデルのディフェンダーTD5は、購入後、徹底したレストアを施してアンビルブルーにペイント、美しいボディが目を引く。純正のルーフパネルを外してアルキャブ製イカロスをコンバージョン。荷重増に対応して足回りも強化済みだ。

今回の参加車両は130台。最新SUVやオールドランクル、アメリカンなピックアップトラックやバンなどさまざまなアウトドアヴィークルが一堂に会するのがこのイベントの特徴だ。しかもどの車両も強烈な個性を放っている。そしてオーナーは外遊びのベテランゆえに、洗練されたキャンプサイトの演出も見どころ。トレンドに敏感なキャンパーたちから絶大な支持を得ているのも頷ける。

ここに掲載する車両はほんの一部だが、キャンプ初心者やおしゃれなアウトドアスタイルに憧れを抱いている方は参考にしてみてはいかがだろう。

▲オールドスクールなアメリカン・フルサイズバンはどれもグッドコンディション！　大切に手入れされているうえ、DIYカスタムで快適な車中泊ができるよう工夫されている。

▲オフロード走行ができるテスラ・モデルYにテンティピテントなどのキャンプギアを積んで登場。無駄を省いたSDGsなアウトドアライフ。

▲購入した時からコンディションの良かったというエコノライン・クラブワゴン。車両のオーナーはキャンプギア「DUCKNOT」を主宰する松本さん。

▲オンオフどちらも活躍するRAV４。車両は2.5インチのリフトアップにモディファイ済み。ダーチ製サイドオーニングやルーフトップテントも装着。

▲自由と冒険がコンセプトのラングラー・ポーラーエディション。ベストップ製ソフトトップのタンカラーとの相性も抜群。リアには同色のタンカラーでペイントされたワンオフ製作のサイクルキャリアをセットアップ。

▲フルサイズピックアップ用のミスティック製Jキャビンを装着したダッジ・ラム。ルーフマウントライトのステーなど、細かいカスタムはDIY。

▲エクシズルラインのハイラックスはベッドを有効活用できるデッキド製ストレージを装備。さらにロームアドベンチャー製の収納ケースやベッド形状に合わせたレイトナーデザインズ製ラックシステム、ライノラック製ルーフキャリア、KC製オフロードランプ等も。

▲アメリカを代表するポップアップキャンパーのフォーホイール製キャビンを搭載するダッジ・ラム・ピックアップ。アルミ製のキャビンは丈夫で軽量なのが特徴だ。

▲2021年モデルのスプリンターはコツコツとオーナー自身がインテリア・モディファイを行なってきたという自作キャンパー。ドンガラ状態からスタートし、断熱材を敷き詰め、フロアや壁を木工で丁寧にワンオフ製作。

ABOUT　GRID POINT｜グリッドポイントとは
「グリッドポイント」は“OVERLAND EXPERIENCE”をテーマとしたアウトドアヴィークルのキャンプイベント。第1回は「GRID POINT & MEETUP CAMP vol.1 at OUTDOOR STYLE AMIDA」として岐阜県郡上市のアウトドアスタイル・アミダで開催。以降は静岡県富士宮市の朝霧フードパーク特設会場へと開催場所を移し、2020年11月7〜８日に第2回、2021年12月１８〜19日に第3回、2022年11月5〜6日に第4回と、年に１度のペースで開催されている。イベントは完全招待制で、毎回100台以上が集結する。

PHOTO｜REMI KOHARA
TEXT｜REMI KOHARA
PUBLISHED｜2023
SOURCE｜Cal Vol.49

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