ジャパンクロスカントリーラリー 2022|「FLEX」が2年連続総合優勝を達成!
- 2023/1/17
- CAR
- ジャパンクロスカントリーラリー, JAPAN CROSS COUNTRY RALLY
「日本でも本格的なクロスカントリーラリーを楽しみたい!」そんな想いからスタートした、「ジャパンクロスカントリーラリー(JAPAN CROSS COUNTRY RALLY:以下JCCR)」。一昨年に開催されたプレ大会を経て、2022年11月19日・20日の2日間、長野県を舞台に今回もラリーファン待望のレースが開催された。
クロスカントリーラリーといえば、日本からもさまざまなチームが参戦する「アジアクロスカントリーラリー(ASIA CROSS COUNTRY RALLY)」が有名だが、「JCCR」も日本の交通法規に合わせて、リエゾン区間、林道ツーリング(CS)区間、スペシャルステージ(SS)区間で構成された本格的なクロスカントリーラリーだ。
JCCRはWRCなどのハイスピードラリーとはひと味違った、クロスカントリーラリーならではのトリッキーなコース設定が特徴といえる。
そんなJCCRに「FLEX SHOW AIKAWARacing with TOYO TIRES」チームが今回も参戦した。
メンバーはランドクルーザープラドをドライブする川畑選手/中谷選手、そしてFJクルーザーをドライブする竹岡選手/漆戸選手の2台体制。もちろん、川畑選手は昨年に引き続き連覇を狙う。初日は紅葉が美しい暖かい陽気の下でスタート。前回大会は12月に開催され、一部路面凍結などもあった。今回はその前回大会と路面状況もかなり異なるようだ。午前中にCSを2本、そして午後からはスキー場の斜面を使ったヒルクライムが特徴のSSを2本走行。急斜面を駆け上っていく参加車両を観戦することができるSSは、林道を走る通常のラリーにはない面白さとなった。
2日目は曇り空からのスタートで、天気予報は午後から雨。午前中にSSが2ヶ所で4本、午後にもゴルフコースを使用したSS2ヶ所4本が予定されるタイトなスケジュールとなった。リエゾン区間を含めると180km近い距離を走破した競技の結果、川畑選手がドライブする「FLEX SHOW AIKAWA Racingwith TOYO TIRES」チームのランドクルーザープラドが優勝。大会二連覇という快挙を成し遂げた。
日本ではまだまだメジャーとはいえないクロスカントリーラリーだが、市販車に近い形状の車両が道無き道を走る姿は多くの人に興味を持ってもらえるはず。次回のレースにも期待したい。
ABOUT JCCR|ジャパンクロスカントリーラリーとは
「ジャパンクロスカントリーラリー(JAPAN CROSS COUNTRY RALLY)」は、日本国内で開催されるクロスカントリーラリーのひとつ。日本風にアレンジしたコースを使い、リエゾン(CP区間)や林道ツーリング(CS区間)、SSセクションなどから構成されている、日本の道路事情に合わせたクロスカントリーラリーだ。第1回はプレ大会として2021年12月に開催。第2回は2022年11月に開催。レースはK’sRacingTeamが主催し、長野県御嶽山周辺で開催されている。
PHOTO|DAISUKE KATSUMURA
TEXT|DAISUKE KATSUMURA
PUBLISHED|2023
SOURCE|Cal Vol.50
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