東京オートサロン 2023|カスタムカーの祭典が開幕
- 2023/1/13
- CAR, OUTDOOR
- オートサロン, 東京アウトドアショー2023
![東京オートサロン 2023 TOKYO AUTO SALON 2023](https://calog.net/wp-content/uploads/2023/01/9413bd698735b6f197e727b727c3b4f2-800x533.jpg)
1983年に東京・晴海埠頭で開催された「東京エキサイティングカーショー」をルーツとする「東京オートサロン」。当初はチューニングカーが中心だったイベントも、回数を重ねる内にバラエティに富んだカスタムカーの祭典へと変容。ここ数年はSUVやキャンプのブームを背景に、アウトドア色を強めたディスプレイも目につくようになった。世界最大級ともいわれるショーの中から、特に気になるモデルをチョイスして御紹介して行こう。
世界最大級とも呼ばれるカスタムカーの祭典「東京オートサロン」が1月13日(金)〜15日(日)の3日間、千葉県の幕張メッセで開催された。
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▲「Renoca by FLEX」ブースは「東京アウトドアショー」に出展。
昨年に続き、今年も北ホールの一部で「東京アウトドアショー2023」が併催されたこともあり、会場全体からはアウトドアの雰囲気が強く感じられた。自動車メーカーのブースもキャンプを意識したディスプレイが目につき、驚くことにレクサス(※東京アウトドアショー内レクサス&トヨタ合同ブース)までもがオートキャンプ一色。RXのキャンプ仕様や、新型クラウンをベースにしたデイキャンプ仕様の「クラウン・クロスオーバー」などが熱い視線を浴びた。
「オートサロン」会場では三菱ブースで新型のデリカミニが初披露。コールマンとのコラボモデル「デリカミニ・ミーツ・コールマン」など、魅力的なカスタムスタイルも登場。
順調にデリバリーが進みつつあるのか、新型ランドクルーザーのカスタム&ドレスアップも多く、ライトカスタムを中心に各メーカーが工夫を凝らしたデモカーも並んだ。
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▲SUVパーツのリーディングカンパニーである「JAOS」からは新型ランドクルーザー300GRSをベースにした新型デモカーを初披露。
本誌でもお馴染みの「JAOS」からは300ZXベースのデモカーに続き、GRSベースのデモカーも発表。より本格的なオフロード仕様として披露されている。
往年のクラシック・ランドクルーザーファンには、トヨタ車体ブースにも注目。新たに「ランクルベース」という専門店を愛知県刈谷市にオープンすることもあり、新旧のランドクルーザーがブースを飾った。中でもランドクルーザー70のシャシーに40のボディを組み合わせた「ランドクルーザー40×ランドクルーザー70」には終始人だかりができるほど。ちゃんと説明されないとわからないほどの高い完成度から、隣に並んだ300ベースの「ランドクルーザーTLCカスタム」が霞んでしまうほどの人気となった。
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▲トヨタ車体「ランクルベース」。ランドクルーザー70のシャシーに40のボディを架装した一台。実際の作業はプラモデルのように簡単にはいかず、二台のドナーカーをすべてバラしてシャシーとボディを分離。各部を調整してドッキングさせたという。
もちろん、「オートサロン」らしいスーパースポーツやユニークなカスタムモデルも数多く展示されたが、アウトドア&SUVの台頭は、やはり世相を表しているのだろう。ここでは会場でピックアップした車両をご紹介していく。
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▲超小型BEV「COMS」をリデザインした、トヨタ車体「ランクルベース」のFun・COMエクスプローラー。
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▲トヨタGazoo Racingブースに展示されたJAOSによるレクサスLX600のバハ1000用競技車両。
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▲三菱自動車が初披露したデリカ・ミニのカスタムモデル。「デリカミニ・ミーツ・コールマン」。軽クロスオーバーの注目モデルとなるデリカ・ミニには自動車関係車も熱い視線を送った。次はパジェロミニの復活か?
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▲三菱自動車が昨年初参戦初優勝を飾ったアジアクロスカントリーラリー。写真はその参戦車両である三菱ラリーアート製のトライトン・ラリーだ。
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▲往年の自動車ファンなら泣いて喜びそうなS30のチューニングカー。「SPEED FORME」からの出展。Gノーズをロングノーズ化し、ランプケースを装着した白ボディは1975年式。
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▲オレンジボディの1976年式はお馴染みのTE37ホイール+アドバンを装着。
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▲ポツンと一台だけ展示されていたフルカーボン仕様の1981年式ポルシェ911。ナロースタイルで仕上げられており、タイヤはRS ワタナベ。ポルシェ好きなら思わず目を止めてしまうほどの出来栄え。
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▲デルタフォースの販売を担うエクシズルラインが展開した「デルタフォース」ブース。ジムニーシエラやランドローバー・ディフェンダーなどにデルタフォース・オーバルを装着。
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▲RAV4のアウトドアスタイル。ホイールはやはりデルタフォース・オーバルを装着。
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▲スバルブースに展示されたクロストレックのブーストギア・コンセプト。スバル初の小型SUVであるレックスをベースに、MTBなどを積載したアクティブスポーツ仕様へとカスタマイズした参考出品車。
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▲エムズマシンワークスから出展されたRWB公認のプロトタイプカー。3.8リッターの993GT2レースエンジンを搭載。鈴鹿1000km参戦車両でもある。
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▲コーストモータリングから出展されたダッジ・チャレンジャー。スーサイドドアを採用したカスタムモデル。
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▲ダムドブースはメルセデスベンツGモデルをテーマにした「リトルG」が中心。いずれもジムニーシエラをベースにしているが、その完成度の高さはさすが。“三車三様”のスタイルを披露した。
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▲ダムド製のエブリィ。ロンブー田村淳さんのYouTubeチャンネル「アーシーch」内で話題となった軽キャン製作プロジェクト車両。細部に至るまで徹底的に作り込まれた一台だ。
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▲エスプリブースに展示されたランドクルーザー300のドレスアップ仕様。20インチのゴーストラインホイールを装着。
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▲ワークブースに出展されたレクサスLX600。前後24インチを装着しても、足下にまったく引けを取らないのはさすがレクサス。
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▲トーヨータイヤブースに展示されたランドクルーザー300のTLC ダカールラリー2023参戦仕様車。タイヤには新作のOPEN COUNTRY M/T-Rを装着している。
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▲サポートカー風のハイゼット・トラックジャンボ・エクステンディッドとコペン・クラブスポーツの組み合わせはダイハツブース。シェル部分をスライドできるハイゼットはオートキャンプ仕様としても使えそうだ。
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▲GMGから出展されたランドクルーザー300。ARB製のバンパーやルーフテントなど、オーバーランドスタイルで仕上げられたもの。
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▲レクサスLX600にCABANAオリジナルのラッピングを施工した車両。カラーはブラッシュドアルミニウム×ブラックという組み合わせ。
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▲ロードハウスから出展されたランドクルーザー300のリフトアップ仕様。ワイドボディキットや4インチのリフトアップなど、目を引くカスタムが施されている。
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▲ハイラックスのユニークなカスタムスタイル。なんと1980年代のアメリカ車風角目4灯にカスタマイズ。アクセルオートからの出展。
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▲ドリフトで知られるロケットバーニーレーシングのポンティアック・ファイヤーバード。マッスルカーらしくない、オーバーフェンダーがいかに「オートサロン」風。
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▲よろしくメカドッグに登場したRE雨宮製ロータリー・シャンテをイメージした一台。エンジンは雨宮製13Bを搭載。
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▲トラスト・ブースから出展されたハイラックス。GReddy初のピックアップをベースにしたデモカー。足下は20インチ。
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▲日産ブースからはGT-RのNISMOスペシャルエディションが登場。ある意味「オートサロン」らしいクルマだけに、会場での注目度も非常に高かった。
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▲タイガーオートから出展されたジープ・グラディエーター・ルビコン。正規ディーラー車ながらも、大胆にも24インチの大径ホイールをインストール。
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▲4WD業界では超老舗の輪栄(リンエイ)から出展されたジープ・ラングラー。17インチのオープンカントリーM/Tと2インチのリフトアップ。
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▲トヨタ・RAV4をベースにした新カスタムブランドの「ブラーバ」。ボディまわりはフルカスタマイズされたフルコンプリートのカスタムカー。
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▲昨年同様、北ホールの一部は「東京アウトドアショー」として開催された。ガレージブランドなど、キャンプ業界で話題になっているブランドが集結!
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▲ある意味レクサスらしくない、オートキャンプ仕様を展示。RXをベースにした「ROVコンセプト2」は昨年のオートサロンに出展された「ROVコンセプト」のセカンドバージョン。水素エンジンに換装されたモデルで、ルーフトップテントを装着するなど、オーバーランドを意識した一台。
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▲新型クラウン・クロスオーバーをベースに、リフトアップや大径タイヤを組み合わせた「クラウン・アウトドア・コンセプト」。
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▲GX460をベースにしたオーバーランド仕様なども出展された。
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▲「FLEX」ブースからはハイエース、ランドクルーザー、プロボックス、タウンエースをベースにしたコンプリートカーが勢揃い。
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▲タウンエースをベースにレトロなデザインを採用したMOLは、セカンドシートをフルフラット化するオリジナルセカンドシートを発表。車中泊を楽しめる新装備となった。
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▲使いやすいフルフラットのできるセカンドシート。
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▲芸人のダイアン・ユースケさんが所有するFJ60。角目4灯のヘッドライトにひと目惚れして購入したそうだ。ロールーフ+観音開きに直列6気筒ガソリンエンジン+ATを組みあわせたレアモデル。
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▲ホンダCT125・ハンターカブは三代目J SOUL BROTHERSの山下健二郎さんの愛車。ハーレーダビッドソン好きとしても知られるだけに、名車「WLA」をイメージしてカスタマイズされている
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▲超人気のガレージブランド集団「M16」ブース。フィールドスタイルでは1週間前からアイテム購入者が列を作るというが、今回の「東京アウトドアショー」では物品販売はなく、商品の展示のみ。ゆったりとアイテムを眺められる機会になった。
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▲車両は「オールドマウンテン」「マウンテンマウンテンファクトリー」が所有するピンツガウワーだ。
ABOUT AUTO SALON|オートサロンとは
1983年に「東京エキサイティングカーショー」としてスタート。1987年の第5回からは「東京オートサロン」に名称を改題し、会場も晴海、有明、幕張メッセへと変更して年々規模を拡大。近年では自動車メーカーも出展するほどに成長。「セマショー(SEMA SHOW)」「エッセンモーターショー(Essen Motor Show)」と共に世界三大カーショー、世界最大級のカーショーとも呼ばれる。今回は341社から、約800台がエントリーした。
PHOTO|KAZUTOSHI AKIMOTO
TEXT|KAZUTOSHI AKIMOTO
PUBLISHED|2023
SOURCE|Cal Vol.50
Copyright © CLASSIX
※本記事は出版物(本誌)よりも先に、Cal Online(https://calog.net)にてオンライン版の記事を先行公開した「デジタルファーストアーティクル」にて制作されたものです。
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