WTW AOYAMA 1966 VW TYPE-1 SEDAN|Tokyo, JPN

オリジナルをキープしたインテリアと艶の美しいニューペイント。個性に磨きをかけた1966年式のタイプ1セダンでビーチテイスト溢れるWTWへドライブ&ショッピング。

1966年式のフォルクスワーゲン・タイプ1! 数えてみれば51年も前のクラシックカーだ。ごく一般的な常識を用いれば、クラシックカーに精通しているマニアでもない限り、乗りこなすのも、そして維持することすらも難しいと考えてしまう年代モノである。

しかしながらごらんのタイプ1のような空冷のフォルクスワーゲンは、じつは運転することはもちろん、維持することだって、想像よりもずっとずっと難しくない。パワーアシストがないとはいえ、RRのタイプ1ならステアリングは想像よりも遥かに軽いし、4速しかないトランスミッションはワイドレシオな設定だから、どんな回転域でもパワフルに走り続けることができる。

もちろん、しっかりとメンテナンスされた個体ならば、夏の酷暑でもクーラーを効かせて快適な走行だって楽しめるだろう。水冷エンジンと異なり、エンジンオイルが潤滑と冷却を兼ねている為、定期的なエンジンオイル交換さえ実施していれば、空冷フォルクスワーゲンは、意外にもトラブルの少ないクラシックカーなのだ。

さて、ここで紹介する個体は前述したとおり、1966年式のタイプ1だ。エンジンは最高出力50馬力の1.3リッター。クラシック・フォルクスワーゲンの中には電装系が6Vのものが多いが、現車は12Vに換装済みなので、面倒な作業も不要。美しいボディカラーはわずか4年間しか設定されなかったという珍しい『ジャバグリーン』でニューペイント済み。見る角度や時間帯によって、色の深みが変わる風合いがとても素敵な1台だ。

落ち着いたカラーの内装も、もちろん美しい状態を保っている。さらに現車は1966年式だけに設定されたモール付きのドアパネルやフロアーカーペットなど、フォルクスワーゲン純正のオリジナルマテリアルがしっかり残されているコンディションの良さもポイントとなる。ベージュの清潔感のあるインテリアも外装色とのコントラストが美しく、とてもいい組み合わせになっている。

今回はこの1966年式タイプ1を走らせ、東京・青山の『WTW AOYAMA』へショッピングという設定で撮影を行った。モデルのルナさんは身長174cmだが、室内に乗り込んでも窮屈さもなくベストなドライビング・ポジションを確保。現代のクルマと比べるとかなりコンパクトなビートルだが、意外にも広々していることに驚いていた。

操作に迷うこともないシンプルなインストルメンツパネルに、清潔感のあるインテリア、なによりも美しく磨き上げられたニューペイントの外装など、この1966年式タイプ1は、初めてのクラシックカーとして間違いのない選択肢になる1台だ。

【INFORMATION】
SHOP|WTW AOYAMA
ADD|東京都港区南青山6-3-15
OPEN|11:00 ~ 21:00
CLOSE|無し
WEB|http://www.wtwstyle.com/

SHOP|FLAT4
ADD|東京都目黒区鷹番1-1-5
OPEN|09:30 ~ 19:00
CLOSE|日曜日・祝日
WEB|https://www.flat4.co.jp/
PHONE|03-3792-7151

PHOTO|KAZUTOSHI AKIMOTO
TEXT|KAZUTOSHI AKIMOTO
MODEL|LUNA
PUBLISHED|2017
SOURCE|Cal #18


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