セマショー 2024(SEMA SHOW 2024)|日本最速現地レポート

世界最大のカスタムカーの祭典として知られる「セマショー(SEMA SHOW)」が、2024年11月5日より11月8日までの4日間、ラスベガス・コンベンションセンターにて開催された。今年のセマショーは4年に一度の米大統領選挙と日程が重なり、「トランプなのか、それともハリスなのか」と米メディアが政治に集中する中での開催となったが、少なくともネバダ州ラスベガスでは選挙とも戦争とも無縁なまま、自動車好きの祭典がスタートした。

「セマショー」とは、米国自動車用品工業会(SEMA:Specialty Equipment Market Association)が主催するアフターパーツマーケット向けのトレードショー(見本市)だ。

SEMAは1963年にムーンアイズ、ベル、イスキー、エーデルブロックなどのパーツサプライヤーにより結成された米国の自動車アフターマーケットパーツの団体で、世界中から6000以上の自動車、部品、販売業者などが加盟している。

そのSEMAが主催する「セマショー」は、1967年にロサンゼルスのドジャー・スタジアムで第一回が開催され、今年で57年目を迎える。

1984年から現在のラスベガスへ開催場所を変更しているが、毎年11月の第一週にラスベガス・コンベンションセンター(LVCC)で開催されてきた。

パンデミックの影響から2020年は中止となったが、翌2021年には早々に再開。ただし、以前は大きく華やかなブースを展開していたアメリカン・ビッグ3はこのタイミングで参加を中止、会場から姿を消した。

このためフォードの定位置だったセンターホール入口にはトヨタ自動車がブースを構えることになり、GM(ゼネラルモーターズ)の定位置だったセンターホール中盤には今年、韓国のキアがブースを構えるなど、出展内容は大きく変容しつつある。

「セマショー」は一般公開されておらず、事前登録した自動車関係会社に限定したイベントであるということも特異な点といえるだろう。

お馴染みの「東京オートサロン」や「ホットロッドカスタムショー」などとは異なり、あくまでも自動車関係者のみ入場を許される見本市なのだ。

筆者は1992年代に初めてこの「セマショー」を訪れ、以来30年以上もこのショーを見続けてきた。

世界中から16万人以上の自動車業界関係者が集まり、1500台以上のデモカーがディスプレイされるというその「セマショー」の会場から、今年も注目のモデルを紹介していこう。

まずはアルバム形式で初日に訪れたセンターホールを中心に画像で紹介する。

ABOUT SEMA SHOW
「セマショー」は米国自動車用品工業会(Specialty Equipment Market Association=SEMA)が主催する世界最大級のアフターパーツトレードショー。毎年11月の第一週にラスベガスコンベンションセンター(LVCC)で開催されている。会場は屋内床面積だけでも約5.5万坪。幕張メッセ(約2.2万坪)の倍以上もある巨大なイベントである。

【セマショー2024記事一覧】
https://calog.net/archives/tag/sema-show-2024

PHOTO&TEXT|Kazutoshi AKimoto 秋元一利


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