オリジナル小屋『Cal KOYA』を新発売!
- 2019/9/18
- LIFE
- tiny house, 小屋
規格商品であるキットハウスの場合、独自のカスタマイズを加えた特別仕様をラインナップするのはなかなか難しい。個別のオーダーを加えたカスタマイズは、そもそもキットハウスの考え方とは相反する部分が多いからだ。しかしながら『イロドリ・プロジェクト』をはじめ、カスタマイズに対応する商品開発を行う『グリーンベル』と『Cal (キャル)編集部』がコラボレーション。カリフォルニアをイメージしたカスタマイズ可能な『Cal KOYA(キャル小屋)』を新発売した。
古びた煉瓦から石積みの壁やコンクリートなど、建物の外壁・内壁に自由に本物そっくりの意匠を加えることができる“デザインコンクリート”。“モルタル造形”とも呼ばれるこの壁面の仕上げ手法は、彫刻用の特殊なセメントを用いて、材料が硬化する前に職人の手作業により煉瓦や石、コンクリートなどを模したデザインを作り上げていくというもの。
最後にエイジングペイントを加えると、目視では本物と区別がつかなく、触ってみてもまるで本物そっくりに仕上げることができる。わざと汚れを追加すれば、経年変化も自由自在。まさに見た目の印象を自由に変えられるということから、住宅建築の現場では年々人気が高まっている手法だ。
一方で、すべてが職人の手作業によるため、最終的な仕上がりもまた職人のセンスや技量により左右される上、費用も明確化が難しいという問題点もある。思ったイメージに仕上がるかどうかは、すべて作業を託す職人の力量次第。費用、仕上がりなどすべての面で満足できるかどうかは、選んだ施工会社次第でもあるのだ
キットハウスの最大手『グリーンベル』では、昨年このデザインコンクリートをプランに加えた『イロドリ・プロジェクト』を発表。まるで中世ヨーロッパの納屋のようなモデルハウスを製作し、本誌でもその魅力をお伝えしたばかりだ。さらに今回は、このデザインコンクリートを標準装備させた『Cal KOYA(キャル小屋)』を小社編集部と『グリーンベル』が共同で開発、新発売することになった。
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