ノースショアに佇むキュートなビーチハウス|North Shore, Hawaii

世界中からサーファーがその巨大な波を求めてやってくるオアフ島ノースショア。ノスタルジックなハワイを感じさせる町ハレイワの東側の海沿いに建つビーチハウス。開放感溢れる室内はビーチフロントならではのリゾート感がコーディネートされている。ウインドウを解放すれば、マリンブルーの風と波音が一瞬で心も解き放ってくれる。

世界一のサーフィンのメッカとも称されるノースショアは、オアフ島北岸、西側のカエナ岬から東側のカフク岬までの一帯。冬季には北太平洋のうねりが巨大な波をもたらす。その中心に位置し、オールドハワイの面影を今に残すノスタルジックタウン、ハレイワ。カメハメハ・ハイウェイをそこから東に向かったパパイロアビーチ沿いのビーチハウス。

周囲一帯はパームツリーが連なるボタニカルガーデンのようなトロピカルな景観に包まれており、広い敷地を持つビーチハウスやリゾートハウスが建ち並ぶ。

1960年代に建てられ、1984年に改修されたというこのビーチハウスをトーマス&ミッシェル夫妻が購入したのは2016年。全面的にリノベーションを行い、ホワイト&ナチュラルの基調でシンプルにコーディネートされた室内は、ポーチから玄関を入ると、ラウンジフロア、リビング&ダイニングフロアへとひとつの空間のようにゆるやかなつながりを持たせてある。

ラウンジ左手、リビング&ダイニングフロアの左手前は、直接サイドデッキへも出られるキッチン。ラウンジの右手には2つのベッドルームとバスルーム、ランドリールームなどが配置されている。

海側に面するリビング&ダイニングフロアは、床面から天井近くまでの大きなピクチャーウインドウとスライドウインドウに囲まれる。それだけでも開放感のある室内だが、スライドウインドウを開けば、ノースショアならではのダイナミックな波音が飛び込んでくる。まさに家中が地球の脈動に包み込まれる感覚だ。

このビーチハウスを所有するトーマス・ソレンセンは、ホノルル最大のファニチャーショップ、インスピレーションのオーナーだ。ダイヤモンドヘッド麓に自宅があり、シーズン中はウィークエンドに家族でよくこのビーチハウスを利用するという。友人たちを招き、庭にテーブルをセッティングしてランチやディナーを楽しむ。家の左手にあるウッドデッキにはBBQグリルやアウトドア用テーブル&チェアなども用意されている。 

PHOTO|KAZUTOSHI AKIMOTO
TEXT|OSAMU HONMA
PUBLISHED|2017
SOURCE|Hawaii Interior Style Book Vol.1


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