▲1985 AM GENERAL HUMVEE:スプレー式ベッドライナーメーカーのパトリオットライナーから出展されたAMゼネラル製ハンヴィー。グラウンドクリアランスを確保するためにドライブシャフトをボディ側へオフセットしてあるハンヴィーだけに、床下はもともとフラット。スラムドさせればボディまで見事に着地。
▲2023 TOYOTA TUNDRA:USトヨタのフルサイズピックアップ・タンドラのオーバーランド仕様。製作したのはカリフォルニア州アゴウラヒルズに拠点を構えるフロントランナー・アウトフィッターズ。
▲1991 LANDROVER DEFENDER 130:ピックアップのディフェンダー130をベースに430馬力を発するGM製6.2L(LS3)V8を搭載。足元にはAP製のディスクブレーキ(フロント6、リア4ポッド)を組み合わせた一台。
▲LIBERTY WALK SUPER SILHOUETTE WORKS MAZDA RX7:リバティウォークのFD3S。ポルシェ935/78をモチーフにしたボディキットを装着しており、懐かしきシルエットフォーミュラを彷彿とさせる。
▲1990 MITSUBISH MINICAB TRUCK:アタッキング・ザ・クロック・レーシングにより製作された新作の軽トラック! 今後シーケンシャルトランスミッションを搭載したスズキ・ハヤブサの1300ccエンジンを換装した上で過給機も追加、パイクスピークスレーサーのショーン・バセットがドライブする予定だ。
▲ROCKET BUNNY RACING PANDEM S130:パンデム・ロケットバニーのボディキットを装着したS130型フェアレディ280ZのD1参戦車両。
▲1987 MERKUR XR4Ti:欧州フォード製シエラの北米版として販売されたメルクールXR4Ti。ブランド名のメルクールはドイツ語でマーキュリーの意味。写真はシエラのホモロゲモデル・RS500コスワースをイメージしたXR4Tiのチューニングバージョン“RS4Ti”。わずか4年で消滅した貴重なクルマだ。
▲1973 DATSUN 240Z:カナダのカルガリーに拠点を構えるカーアクセサリーブランド「ロンリードライバー」の240Z。エンジンには自社製のカタカナロゴ入りバルブカバーやビレットストラットタワーバーなどを装着する。
▲1964 PORSCHE 911:ドイツ発のカーケア製品ブランド「ソナックス」のブースに展示された、901型911。車両はピーターセン博物館が所有する個体だ。
▲1970 PORSCHE 911T:塗料メーカーのBASFブースに展示された901型911。外観ではプラスティック4パフォーマンス製のクォーターウインドウが目立つ程度だが、ヴィンテージエアーの空調システムやJL製オーディオなど、各部をモダンにアップデート。エンジンはオリジナルの2.4L空冷6気筒。
▲1964 VOLKSWAGEN EMPI GTV II RAGTOP BEETLE TRIBUTE:EMPI はEngineered Motor Products Inc.の略。VWのチューニングブランドとして、1960〜70年代に人気を博したスペシャルショップ。そのエンピパーツをふんだんに盛り込んだEMPI GTVはディーラーオプションとして市販されたクルマ。当時、フル装備のGTVはエントリーレベルのマスタングとほぼ同じくらいという高価なクルマだったという。写真はそのGTVをモダンにアップデートした車両。ホイールはエンピ×フースがコラボしたBRM。ほかにも内外装からエンジンまで徹底的にエンピパーツが盛り込まれている。
▲1957 CHEVROLET CORVETTE:ヴィンテージカーのEV換装が進むアメリカ。写真は最終的に1957年型コルベットに仕立てられるというEVシャシー。完成すると最高出力は536馬力!
▲1978 JEEP CHEROKEE CHIEF:HRIAはホットロッド・インダストリー・アライアンスの略。SEMAの一部門でメーカー、ビルダー/ファブリケーター、ディーラーなどの会員によって構成されている。写真はJロッド&カスタムによる作品で、ドライブトレーンはGM製6.0LV8(L96)と6L80Eにスワップ済み。
▲1973 JAGUAR E-TYPE:同じくE.C.D.オートデザインが製作したEタイプ。パワーソースは450馬力のGM製LT1(V8)か、同じく450馬力のEVから選べる。
▲1995 LANDROVER DEFENDER 110:フロリダを拠点にランドローバー製クラシックモデルのレストアやEVスワップを専門とするE.C.D. オートデザインが製作した一台。パワーソースはアンペア製で2/4WDの切り替え式。
▲1979 JEEP CHEROKEE CHIEF GOLDEN EAGLE:1963年にボストンで創業したクラウン・オートモーティブはジープ、ダッジ、クライスラー系パーツ&アクセサリーのディストリビューター。創業60周年を迎えたアニバーサリーイヤーに製作されたのが、写真のチェロキーチーフだ。エンジンは6.4L HEMIで、これに4L80E型4A/Tを組み合わせている。
▲1972 JEEP COMMANDO DX SPORTS CONVERTIBLE:1973年式ジープ・コマンド・コンバーチブルをベースに製作された車両で、エンジンはAMC製401cu.in.。
▲FORD BRONCO:粘着フィルムやシート材などを製造するオラフォルのカーラッピングブランド「KPMF」から出展されたブロンコ。HICKEY RACINGが製作したトロフィートラックスタイル。
▲JEEP GLADIATOR:日本でのお馴染みのロトパックスをドアマウントしたグラディエーター。日本でガソリン携行缶としてドアマウントするのは安全上も法規上もNGだが、飲料水ならアリかも。アウター側にドアヒンジのあるラングラーやグラディエーターならではの取り付けスタイル。
▲1958 VOLKSWAGEN TYPE1:純正ラジオ・スタイルのソニー製ヘッドユニットに市販品のアンプやスピーカーを組み合わせたタイプ1。ソニーとビートルという意外な組み合わせ。
▲1965 FORD MUSTANG FASTBACK “VICIOUS MUSTANG”:高性能バッテリーチャージャーのシーテック・ブースに展示された1965年式のマスタングファストバック。エンジンはフォード・パフォーマンス製5.2Lにマグヌセン製スーパーチャージャーをセットして1000馬力+。エクステリアはフェラーリF430をイメージしたデュフューザーなどをワンオフで製作し、足元には19インチの鍛造GT3Cセンターロックをインストール。カリフォルニアのタイムレスカスタムの作品。
▲1969 PLYMOUTH ROAD RUNNER “ROIDRUNNER”:6.2Lヘミにマグヌセンのスーパーチャージャーを組み合わせ700馬力に仕上げたロードランナー。トランスミッションはトレメックT56。シャシーはNHRのカスタムファブリケーションに独立縣架式フロントサスペンションと4リンク式リアサスペンションの組み合わせ。ボディワークは1-3/8〜3/8インチと前後で高さを変えたチョップドと、1/2インチのナロード。Aピラーの角度も10度後ろ側へ倒している。
▲APOCALYPSE WARLORD 6X6 RAM 1500 TRX:ピックアップトラックのアクセサリーブランド「アーモーディロー」のブースに展示されたダッジ・ラムの6輪仕様。製作はフロリダに拠点を置くアポカリプスによるもの。ラム1500TRXをベースに6輪駆動化された市販車だ。エンジンは702馬力の6.2Lスーパーチャージャー付きヘルキャット V8。
【出展車両などの詳細は以下のセマショー2023リンク集を参照ください】
https://calog.net/archives/tag/2023-sema-show
ABOUT SEMA SHOW|「セマショー」とは
「セマショー」は米国自動車用品工業会(Specialty Equipment Market Association=SEMA)が主催する世界最大級のアフターパーツトレードショー。毎年11月の第一週にラスベガスコンベンションセンター(LVCC)で開催されている。会場は屋内床面積だけでも約5.5万坪。幕張メッセ(約2.2万坪)の倍以上もある巨大なイベントである。
※本記事は出版物(本誌)よりも先に、Cal Online(https://calog.net)にてオンライン版の記事を先行公開した「デジタルファーストアーティクル」にて制作されたものです。
CONTACT|SEMA
WEB|https://www.semashow.com/
PHOTO|KAZUTOSHI AKIMOTO
TEXT|KAZUTOSHI AKIMOTO
PUBLISHED|2023
SOURCE|Cal Vol.55
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