部屋やガレージを持ち出すという新発想、オフグリッドな週末を楽しむ大人の秘密基地
- 2023/8/10
- CAR
- デリカ, ジャオス, K WORKS, キャンピングトレーラー
バイクや自転車などのギアを運搬するだけでなく、トレーラー内で宿泊もできるというユニークなキャンピングトレーラーが「トイホーラー・リビングガレージ」だ。部屋やガレージをそのままアウトドアへ持ち出すというコンセプトは、自らレース参戦を楽しむという代表の下で企画されたというから、使い勝手の良さは折り紙付き。ここでは愛知県を拠点とするK WORKSが製作した、ユニークなキャンピングトレーラーを紹介していこう。
愛知県豊橋市を拠点とするK WORKS(ケイワークス)は、自社で企画・製造したオリジナルのキャンピングカーやトレーラーを製作するスペシャリストだ。デリカD:5やハイエースをベースにしたバンコンバージョンから、大小のトレーラーまで数多くのモデルをラインナップしているが、中でも注目すべき存在が、好みに合わせて多様な使い方のできる「トレイルワークス520」シリーズである。
2020年にはセレクトショップのBEAMSと異業種コラボレーションするなど、スタイリッシュなトレーラーとして知られるこの車両は、スケルトン仕様の「ドンガラ」からキャンピング仕様の「トイホーラー・ラウンジ」まで、好みに合わせて内装をセレクトできる自由度の高さが魅力になっている。中でも、ここで紹介する「トイホーラー・リビングガレージ」は、その名の通りリビングとガレージをアウトドアへ持ち出そうというユニークなコンセプトから生まれたモデルであり、オーナーの好みや予算に合わせて多様な使い方ができるのが特徴になっている。
上からみると、縦4×横2メートルという長方形の床面積を持つ本体は、大型バイクの運搬にも十分耐えられるようにフロアを補強。さらに上開きバックドアを採用したことで、オープン時はドアがスロープとなり、バイクをスムーズにトレーラー内に積載できる。フロアには運搬時にタイダウンベルトでバイクをしっかりと固定できるワンタッチレールも搭載されており、トランスポーターとしても十分に活用できるものだ。
さらに嬉しいのはキッチンやギャレー(シンク)を標準装備しており、2名定員のキャンピングトレーラーとして8ナンバー登録が可能という点。コットやテーブルを設置すれば、カジュアルなキャンピングトレーラーとしても使用できるというのである。
「トイホーラー・リビングガレージ」があれば、バイクに限らず大型のギアを運搬し、アクティビティを堪能した後はトレーラー内で就寝するというスタイルも可能になるだろう。予算によってはオプションで家庭用のエアコンやバッテリー&ソーラーパネルも搭載できるから、どんな場所でもオフグリッドなアウトドアライフを楽しめるはずだ。
お気に入りの部屋やガレージをそのままアウトドアへ持ち出すというコンセプトは、もちろんキャンプユースにも最適。ただし、フロアを大幅に補強するなど重量がかさんだことから、「トイホーラー・リビングガレージ」は牽引免許が必須。キャンプ使用を前提に、牽引免許不要で自由度の高いトレーラーを探しているなら、同じサイズでより軽量に仕立てた「MSドンガラ」を選べば、牽引免許不要でトレーラーライフを楽しめる。
ABOUT K WORKS|ケイワークスとは
愛知県豊橋市を拠点に置くキャンピングカーとキャンピングトレーラーの専門店。軽ワンボックスから本格的なキャンピングカーまで豊富なラインナップを誇っている。
CONTACT|K WORKS
WEB|https://kworks-aurora.com
PHOTO|KAZUTOSHI AKIMOTO
TEXT|KAZUTOSHI AKIMOTO
PUBLISHED|2023
SOURCE|Cal Vol.51
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