リーズナブルなステンレス製ウォーター・ジャグ(の代用品)|CHAI SERVER

世界最大の紅茶消費国であるインドで生まれたチャイ・サーバー。インドの庶民にとっては必要不可欠であるミルク入りの紅茶を販売するチャイ屋さん御用達のこのチャイ・サーバーは、果たしてウォーター・ジャグとしても活用できるのか?

キャンプシーンに欠かせない道具のひとつがウォーター・ジャグだ。ヴィンテージ製品ならコールマン・スノーライトジャグや同スチールベルト・ジャグ、保温性を重視しないならイグルーのメタルジャグなどもいい選択肢となるだろう。イグルーは現行品でも大変人気が高い。最近ではブリキ製だった初期のジャグを復刻させたステンレス製の『ウォータークーラー・レガシィ』も登場し、にわかに人気となっている。もっともポリエチレン製のジャグと比べてステンレス製の『ウォータークーラー・レガシィ』は価格も4-5倍し、市価2万5000円前後と高価な商品であり、簡単には手が出ないという方も少なくないはずだ。 

ここで紹介する『チャイ・サーバー』は、『ウォータークーラー・レガシィ』シリーズと同じようなステンレス構造の製品だ(比較する意図はまったくないが)。ただし、本来の使用方法はインドにおけるチャイ屋さんが商品であるチャイの運搬・販売用に使用するもの。世界最大の紅茶消費国であるインドではミルクをたっぷりと入れた紅茶(チャイ)が庶民に愛飲されており、『チャイ・サーバー』はこのチャイを保温し、販売するための道具なのだ。

今回、編集部ではSNSなどでも話題になっているこの『チャイ・サーバー』を実際に購入・使用してみた。製品の入手先はネット通販店である。ちなみに日本国内で入手できるものは容量毎に4種類(2.5リットル、5リットル、5リットルの細長タイプ、7.5リットル)。サイズは使用する人数などによって好みのものをチョイスすればいいだろう。今回は水を入れて運搬する際に女性でも難なく運べそうな5リットル・タイプを購入した。

さて、待つ事数日。かなりちゃんとした梱包で届いた『チャイ・サーバー』は思った以上にちゃんとしていた。本体は上部の蓋を含めてステンレス二重構造である。実際に氷水を入れて気温35度以上の炎天下で6時間ほど放置しておいたが、保冷性能も十分なレベルだった。外観は好みの問題だが、少なくとも右記3点の対策さえ行えば、ウォーター・ジャグとしても十分使えることだろう。

但し、インド製故の注意点もあるのでご注意を。今回編集部で購入したケースでは、販売店による日本語の注意書きが同梱されていた。その文面には「日本製品とは異なり、海外製品ゆえの仕様となっている」との注意が記されている。水漏れや蛇口の硬さ、ゴミの混入など日本製品とは異なる若干の不具合はあるが、そこでは予め割り切って使おう。

【INFORMATION】
PRODUCT|チャイ・サーバー(CHAI SERVER)
PRICE|7980円(税別)※編集部私物(購入価格)
WEIGHT|2.1kg
MATERIAL|ステンレス
SIZE|直径約20㎝×高さ約32㎝
CAPACITY|5L
※スペックやデータは紙面掲載時のものです。最新の情報は上記WEBサイトなどでご確認ください。

PHOTO|KAZUTOSHI AKIMOTO
TEXT|Camp Goods Magazine
PUBLISHED|2017
SOURCE|キャンプ・グッズ・マガジン Vol.1


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