Made in California|American Apparel
- 2015/11/24
- FASHION
- Cal #05, American Apparel, アメリカンアパレル

“ Made in Downtown LA” LAのダウンタウンから生まれる世界のファッショントレンド
世界に店舗展開し、ビビッドカラーなアイテムやシンプルながらもスタイルを美しく見せるアイテムで若者から絶大な支持を誇るアパレルブランド「アメリカンアパレル」。カジュアル衣料ブランドの多くが低コスト・低賃金の中国生産にシフトする中で、なぜ彼らは”Made inDowntown LA”を続けていくのか。
LAダウンタウン、1917年建築、築100年を刻む7階建て、敷地面積が7万4000平方メートルにも及ぶ巨大ビルがアメリカンアパレルの本社兼工場だ。本社以外の南カリフォルニアにある5つの施設面積も加えると、合計13万9000平方メートルにもなり、北米で最大規模の縫製施設を持つブランドとなる。
アメリカンアパレルはここで企画、デザイン、縫製・生産、出荷に至るまで全ての作業を集約させている。その理由は”Made in Downtown LA”を自分達の信念とし、アメリカで製品を作り続けることを正義だと信じているからだ。また生産機能を1か所に集約することで高い職人技術や品質の維持が可能となることからも、国内での製造生産を続けることが重要だと考える。職人達に常に敬意を払い技術に見合った賃金を支払い続けていることも品質管理のポイントなのだ。
この本社だけでも約250人もの縫製職人が働き、全ての製品はこの職人達の手から生み出されている。熟練した技術によって生産される衣類の数は1週間で約100万枚にも及ぶという。また企画と生産が同じ場所にあることでデザインが生まれてからサンプルが仕上がるまでの流れも極めて早い。デザインチームのインスピレーションがそのまま写しだされる環境なのだ。それが数多くの最新モデルが次々に世界中の店頭に並ぶ理由でもある。
アメリカンアパレルのハイセンスなデザインはハイクオリティな確かな技術と職人達への尊敬の念によって生み出されている。
[ INFORMATION ]
Address: 747 Warehouse Street Los
Angeles, CA 90021
Phone: +1 (213) 488-0226
Hours: Factory Boutique
10:00-20:00(Mon -Sat)
10:00 -19:00 (Sun)
FLEA MARKET 9:00-21:00
〈日本でのお問い合わせ〉
アメリカンアパレルカスタマーサービス
Phone: 03-6418-5403
americanapparel.co.jp
Instagram:@ameapajp
PHOTOGRAPHS|KAZUTOSHI AKIMOTO
TEXT|AKIHITO NAGANO
SOURCE|Cal Magazine #05
※編集部注:本記事はCal #05に掲載された記事を一部抜粋したものです。