Reyn Spooner|HAWAIIAN TRADITIONAL

Reyn Spooner LAHAINA SAILOR

Reyn Spooner LAHAINA SAILOR

「鯨漁師のバンダナがデザインの元になった」

数あるレインスプーナーのパターンの中で、代表的な一枚を選ぶとすれば、1968年に作られたラハイナ・セイラー(LAHAINA SAILOR)だろう。

ラハイナ・セイラーは4つの要素で構成されている。ハワイ州の鳥・ハワイガン、州の花・ハイビスカス、州の木・ククイ、そしてハワイの州旗だ。クラシックなコンビネーションは、レインスプーナーらしい落ち着きとハワイの伝統に満ちている。

ラハイナ・セイラーとは、マウイ島にある鯨漁で有名な村の名前。この島の漁師が使っていたバンダナの柄をアレンジしたという逸話が残っている。 なお、リバースプリントのため、来ている状態では州旗の左右が逆。シャツの裏側をめくると、正しい旗が出てくるというのも面白い。

大きなトロピカル・プリントが鮮やかなMALA KIELE。

大きなトロピカル・プリントが鮮やかなMALA KIELE。

リバースプリントについては興味深いエピソードがある。創業者のレイン・マックロウは、ある日、サーファーが着ていた、太陽に晒されてプリントが薄くなったアロハシャツを見て、生地を裏にして使うことを思いついたという。こうしてハデさを抑えた、職場でも着ることができるアロハシャツが誕生したのだった。

このリバースプリントは、製造が非常に難しいという。ほどよい加減で印刷しないと、きれいに柄が現れてこないのだ。薄すぎては“表”からよく見えないし、濃すぎるとせっかくのリバースプリントの効果が半減してしまう。そこで、この生地だけは、今でも日本の業者に染色を依頼しているという。

レインスプーナーのプロダクトは、「Modern」と「Classic」に分けられている。Classicのラインアップには、ラハイナ・セイラーだけでなく、1960年代のパターンがいくつも残っている。ぜひ、気に入った一枚を選んでほしい。


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