セルフリノベーションした和室と百均商材で作ったミニカーケース

セルフリノベーションした和室と百均商材で作ったミニカーケース

DIYライフのきっかけは自宅のリビングにしつらえた壁面収納だったという柴原さんご夫妻。以来、ふたりで協力しながらモノづくりを楽しんでいる。レザークラフトはご主人の影響でスタート。丁寧に仕立てた革製品をSNSで公開したところ大きな反響を呼び、現在はSNS経由で販売も行なっている。庭に造った小屋や和室を改装した自宅の一室は、いずれもこうしたレザークラフトの作業拠点としてセルフリノベーションしたものだ。

セルフリノベーションした和室と百均商材で作ったミニカーケース

▲「第一工房」または「インスタ店」と呼ばれているコストコ製の物置の室内。

レザークラフトを趣味とする人は決して少なくないが、頻繁に作業をするとなると作業場所の確保が必要となる。革を加工していく工程でハンマーを使うため、打撃音や振動が頻繁に発生するからだ。特に菱目打ちやカービングなどの工程では大きな打撃音が発生するため、集合住宅などでは悩みの種となることが多いと聞く。

京都府に住まいを構える柴原さんも、趣味のレザークラフトを楽しんでいる。元来モノづくりが好きな性格だったこともあり、完成した作品をSNSで披露すると「ぜひ譲ってほしい」という依頼が来るようになり、現在では「革工房ERI.S LEATHERSTUDIO」として活動中だ。

幸い自宅は一軒家だったため、趣味のレベルで楽しむ分には専用の作業スペースを必要としていなかったが、セカンドワークとはいえ、お客様からの依頼も入るとなると話しは別。注文に応えるために専用の作業場所が必要になった。

セルフリノベーションした和室と百均商材で作ったミニカーケース

▲セルフリノベーションしたコストコ製の小屋。美しい出来栄えだが……。

最初に目をつけたのはコストコで売られている樹脂製の大型物置だ。素人でも簡単に組み立てられる上、価格も安価。そこでご主人と共に庭先に設置。そのままでは味気ない上、窓が1ヶ所しかないことから内部は徹底的に作り込んだ。

換気用の窓を追加し、市販の2×4材を使って内装はまるで木造の小屋のように仕立てた。物置の組み立ては1日で終わったが、内装は手間を惜しまず作り込んだことから完成までは約2ヶ月間もかかったそうだ。

こうして、外観からは想像できないほど美しく生まれ変わった小さな工房ができあがったのである。

セルフリノベーションした和室と百均商材で作ったミニカーケース

▲作業時の明るさを補うため、作業台は元々あった窓に面した部分に製作されている。市販の2×4材をベースにしており、細かな作業ができるように明るく設計されている。ちなみにアルミサッシの窓枠もセルフペイントして、全体の雰囲気を合わせている。

ところが……やっぱり物置は物置でしかなかった。 換気用の窓を追加したものの、夏・冬といった時期は極端に暑い・寒いスペースとなり、とても作業ができるような場所ではなかったのだ。

このため、柴原さんは新たに自宅内の和室を工房として夫婦でセルフリノベーションを開始。物置を改造した工房は出来上がった作品をディスプレイする、ちいさな店舗として使い分けることにしたという。

このように、日々DIYを楽しむ柴原夫妻の作品は、インスタグラムでも確認できるので、興味のある方はぜひアクセスしてみよう。

【小屋】
◉DIY費用|約20万円
◉DIY期間|約2ヶ月
柴原家では「第一工房」または「インスタ店」と呼ばれている小さな店舗。躯体はコストコで販売されている組み立て式の物置。1日掛かって組み立てしたのち、約2ヶ月かけて内装をDIY。2×4材を組み合わせて木製のフレームを作り、本体のネジ穴に合わせて接合。仕上げにOSB合板を張っている。さらにディスプレイ用の什器や換気用の窓もDIYで製作して追加した。当初は工房として使用していたが、冬季は寒く、夏季は暑いため、現在は完成したレザークラフトのショールームとして活用中だ。

セルフリノベーションした和室と百均商材で作ったミニカーケース

▲2×4のフレームを生かした棚。

【和室のリフォーム】
◉DIY費用|約3万円
◉DIY期間|約3日
純和風の和室を夫婦でセルフリノベーションした「第二工房」。天井を除いて四方の壁面と床をリノベーション。壁は木板と木目調壁紙に変更。床も板張りに仕上げている。エアコンを完備しているため、現在はレザークラフトの作業の大半をこの工房で行なっている。

【ミニカーケース】
◉DIY費用|5000円
◉DIY期間|約半日
自宅のリビングに飾ってあるミニカーケースもDIY作品だ。こちらはお子さんが小さな頃に買い与えていたミニカーを収納するために考えたアイデア品。百均ショップの木製仕切りケースを並べて接続、横にして壁に取り付けたもの。仕切りケース1つに1/64サイズのミニカーが4台入っている。同じ色合いで揃えたミニカーのディスプレイ方法にも成功のポイントがありそうだ。SNSでこの作品を公開したところ一気に情報が拡散、その反響の大きさに驚き、ますますものづくりが加速していったという。

セルフリノベーションした和室と百均商材で作ったミニカーケース

▲百均の木製ケースで製作したミニカーケース。SNSでも一番反響がいいアイテム。

セルフリノベーションした和室と百均商材で作ったミニカーケース

▲木製窓枠の換気用窓。窓を追加しても室内の温度調整はできなかった。

INSTAGRAM|@eri.shiba
DIY PHOTO|ERI SHIBAHARA
PHOTO|KAZUTOSHI AKIMOTO
TEXT|KAZUTOSHI AKIMOTO
PUBLISHED|2022
SOURCE|Cal vol.47

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