【TRY OUT!】往年の名テント待望の復刻「コールマン・ビラデルマー リバイバル」

2017年に復活し、大きな話題となったビラデルマー リバイバル。ファンが多い名テントの復刻版なだけに、その出来栄えは気になるところ。コットン混紡の超重量級テントは見た目も据わりもどっしり優雅な雰囲気を携える、注目の幕である。

コールマンが展開するアメリカン・ヴィンテージシリーズのニューモデルとして、2017年に追加設定されたのが1970年代の名テント、ビラデルマーの復刻版だ。

今なお当時のビラデルマーを愛用している人も多く、ヴィンテージ好きにはたまらない逸品だけに発売前から注目を集めていた話題のテントを、編集部でも早速試してみた。

なんといってもビラデルマーの特徴は、一目見ただけで“それ”と分かる優雅で唯一無二なデザイン。リバイバルでも、象徴的な縦長3面ウィンドウや前後の大きな開口部、マスタード色など、当時を思い起こさせるノスタルジックなデザインが踏襲されており、設営後はその優雅で堂々としたたたずまいに思わずにんまりとしてしまう。

同時に、現代技術の投入によって中身=機能面が大幅に進化している点も見逃せない。当時はコットン100%だった幕体はコットンとポリエステルの混紡素材となっており、フロアはPVC素材。ルーフフライはポリエステルで、悪天候時のストームガードも備わっており、耐水性が格段に向上している。4面全てに大きな開口部を備えたデザインもあって通気性は抜群で、四季を通じて多様な環境で快適に使用できるだろう。

そして、重量もどっしりしているのもヴィンテージらしい。ポールはアルミ合金で樹脂製フックなども導入されているが、メインポール2本、サイドポール4本、ルーフポール3本の計8本あり、ゆったりしたスペースを生み出す幕体も相まって総重量は約30kgに上る。軽量なテントが増えている中、持ち運びも含めて設営は1人では難しいテントだが、他にないモノを求める、クラシックにこだわるキャンパーにはこれ以上ない優雅な空間を提供してくれるだろう。

愛好家ならばそれだけで欲しくなってしまうノスタルジックな外観。現代の技術が駆使され、耐候性・快適性も大幅にアップしているので、「ヴィンテージものには興味あるけど性能が…」という現代キャンパーにもオススメだ。

【INFORMATION】
PRODUCT|コールマン・ビラデルマー リバイバル(COLEMAN VILLA DEL MAR REVIVAL)
PRICE|12万8000円(税別)
WEIGHT|約29kg
MATERIAL|コットン混紡ポリエステル(撥水加工)、耐水圧1500mm
SIZE|幅360 × 奥行26 × 高さ240cm
CAPACITY|4-5人
PACKAGE SIZE|約80cm × 45cm × 45cm
CONTACT|コールマン ジャパン カスタマーサービス
WEB|http://www.coleman.co.jp
※スペックやデータは紙面掲載時のものです。最新の情報は上記WEBサイトなどでご確認ください。

PHOTO|KAZUTOSHI AKIMOTO
TEXT|SHUN AIHARA
PUBLISHED|2017
SOURCE|キャンプ・グッズ・マガジン Vol.1


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