Reyn Spooner|HAWAIIAN TRADITIONAL

1970 年代のノートップ・ガール。

1970 年代のノートップ・ガール。

Labels and Signs

ビンテージのアロハシャツを好む人がパターン同様に気にするのが、タグのデザインだろう。レインスプーナーのタグもこれまでに数多くのデザインが作られてきた。

よく知られているのが、ダイアモンドヘッドとヤシの木、そして女の子が描かれたもの。このうち、女の子がブラをしていないのが、いわゆる「ノートップ・ガール」。1970年代のものは、女の子の乳首もはっきり描かれ、全体が黒い枠で縁取られていた。

LAHAINA SAILOR を背景にした現在のタグ。

LAHAINA SAILOR を背景にした現在のタグ。

80年代になると、グラフィックが金色、ロゴが黒の「ブラック&ゴールド」になり、外の枠がなくなっている。また、女の子の乳首もはっきりとは描かれていない。

そして、89年以降はブラをきちんと着けたデザインに変更された。このタグは現在も使われている。

なぜ、このように変化したかというと、デパートへ納品するときに仕入れ担当からのクレーム(?)があったからという。真偽のほどは不明だが、ビンテージの鑑定には役立ちそうだ。 次に有名なのが、サーフボードを持った赤と黒のキャラクター「サンバースト」。こちらは1950年代〜60年代にかけて使われた。

また、ハワイ王朝の紋章「コート・オブ・アーム」がタグになっていたこともあるという。

写真では、タグのほかにReyn’sの時代からのサインボードも掲載した。ゆっくりと移り変わるレインスプーナーの歴史を感じてほしい。

SOURCE|Cal Magazine #01
TEXT|Cal

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