空を駆ける、ランドクルーザーの旅|FLEXランドクルーザー&リノカ106

空を駆ける、ランドクルーザーの旅|FLEXランドクルーザー&リノカ106

日本最後の清流として名高い四万十川をカヤックでダウンリバー。四万十川の河口から北へ向かい、険しい山路を辿りながら今度は標高1200m の四国カルストへ。眼下に広がる絶景を堪能しながら楽しむキャンプアウトは、きっと一生の思い出になるはずだ。

空を駆ける、ランドクルーザーの旅|FLEXランドクルーザー&リノカ106

日本最後の清流として名高い四万十川をカヤックでダウンリバー。四万十川の河口から北へ向かい、険しい山路を辿りながら今度は標高1200m の四国カルストへ。眼下に広がる絶景を堪能しながら楽しむキャンプアウトは、きっと一生の思い出になるはずだ。

“日本最後の清流”として知られる四万十川は、高知県の西部を流れる一級河川。全長は196kmもあり、四国の中では最も長い川になる。“日本最後の〜”と呼ばれる所以は、本流に大規模なダムが建設されていないことが理由のひとつ。ゆるやかに水が流れる下流域には人工的な建造物が特に少なく、自然のままの河岸が延々と続いている。

この四万十川には支流も含めて47の沈下橋(潜水橋)がある。増水時には水面 下へ橋面が沈むことで、橋が流されることを防ぐ沈下橋は、水の抵抗を減らすためにあえて欄干が備わっていないのが大きな特徴だ。四万十川流域にある沈下橋は大きなものから小さなものまでサイズやデザインも異なるので、一つひとつを順番に訪れていくという楽しみ方もできる。

「姫鶴平(めづるだいら)キャンプ場」は、その四万十川の下流から2時間強の距離にある、標高1200mmの久万高原にあるキャンプ場だ。北は愛媛県松山市、南は中土佐町や須崎市からアクセスするのが最短ルートとなるが、四国のあふれる自然を堪能するためにも、ぜひとも四万十川と組み合わせて訪れてもらいたい。

キャンプ場からは360度の大パノラマを堪能できるが、周囲には「四国カルスト」と呼ばれる独特な景観も広がっている。「カルスト」とは、浸食により地表に露出した石灰岩が点在した地形を差したもので、国内では山口県の秋吉台が有名。「四国カルスト」は標高の高い高原地帯にその特異なカルスト台地があることで、独特な景観を生み出している。

今回は「FLEX」(フレックス)が手がけた新型ランドクルーザー(LAND CRUISER)とオリジナルのコンプリートカスタムカーであるリノカ106(Renoca 106)に乗り込み、四国を代表するこの2つのエリアを旅することができた。

幸いにも天候には恵まれたが、山の天気は移ろいやすく、そして厳しいのが常。アクセスルートの中には車両同士のすれ違いの難しいポイントも多い上、場所によってはガードレールのない区間もある。このエリアを旅する場合は、なるべく明るい時間帯を選んで走るように心がけるといいだろう。

空を駆ける、ランドクルーザーの旅|FLEXランドクルーザー&リノカ106

姫鶴平から五段高原、天狗高原と続くなだらかな山肌。左右にはカルスト特有の風景が続き、放牧された乳牛たちがのんびりと草を食んでいる。まさに牧歌的な景色が続いくルートだ。

キャンプスタイルに合わせて選べる
FLEXの新旧ランドクルーザー

四国への旅で使用した車両は、昨年8月に発売されたばかりの300系新型ランドクルーザーと、「FLEX」が独自に企画したカスタムコンプリートのリノカ106という2台のランドクルーザーだ。

特に新型のランドクルーザーは中間グレードのAXをベースに、FLEXが独自のカスタマイズを施したクルマで、新型300系ランクルの購入を検討しているユーザーには参考になるところが多いカスタム事例といえるだろう。

車両本体は前述したようにAXグレードを使用しているが、FLEXではまずトップグレードであるZXの純正フロントバンパーへ換装。その上でJAOS製フロントバンパーガードを装着することで、フロント周りのイメージを一新。オフロードにも十分に対応できるアプローチアングルを確保した上で、さらにフロントグリルやミラー、ウインドウモール、ルーフレールなどをブラッククローム塗装で仕上げている。

空を駆ける、ランドクルーザーの旅|FLEXランドクルーザー&リノカ106

中間グレードのAXをベースに、FLEXが独自のカスタマイズを施した300。

中間グレードをベースにしたことで、車両購入で予算を使い果たすことなく、カスタムにもちゃんと予算配分ができるというわけだ。

ちなみに足まわりにはFLEX独自の2インチアップ・サスペンションをインストールし、クリムソン製MGモンスター20インチホイールとTOYO TIRES OPEN COUNTRY R/Tを組み合わせ、見た目の迫力も大幅に増している。

一方のリノカ106は、ご存知の通り100系ランドクルーザーをベースにFLEXが独自にカスタムしたコンプリートカー。ランドクルーザー“ロクマル”をモチーフにしたクラシカルなデザインが人気のモデルだ。

今回は外装をアンヴィルグレーでペイントし、ドアハンドルなどのディテールをブラックアウト、足元にディーン・クロスカントリーを組み合わせた車両を用意した。

シックなカラーで仕上げた106は、ヴィンテージスタイルのキャンプには特に似合いそうだ。クラシカルなイメージで仕上げたランドクルーザーと、モダンなスタイルでカスタムしたランドクルーザー。「FLEX」には、さまざまなキャンプスタイルに合わせたランドクルーザーが揃っている。

空を駆ける、ランドクルーザーの旅|FLEXランドクルーザー&リノカ106

100系ランドクルーザーをベースに“ロクマル”を意識したクラシックデザインに仕上げたリノカ・106。

CONTACT|FLEX
WEB|https://www.flexnet.co.jp
PHOTO|KAZUTOSHI AKIMOTOS
TEXT|KAZUTOSHI AKIMOTO
PUBLISHED|2022
SOURCE|Cal Vol.48

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