遠回りや寄り道は、時に思わぬ出会いをもたらしてくれる。キングマンからロサンゼルスへ向かう途中、ルート66上にあるアンボーイを経由したら、来た道を戻ってIH40へ乗るのが一番早い。

たまたま少し時間があったのと、何度となく通った道に飽きて、アンボーイからパームスプリングス（Palm Springs）経由で西へ向かう回り道を選択。峠を越えて砂漠の中を走っている時に見つけたのが、写真の「ザ・エンド・オブ・ザ・ワールド（The End of the World）」だ。

1960年生まれのアメリカン人アーティストであるジャック・ピアソンにより制作されたこの作品は、幅30m、高さ4.26mという巨大な現代アート。撮影するには砂漠の中にクルマを止めて、徒歩で歩いて行く必要がある。ルート66からは大きく外れるが、夕景の時間帯には絶好の撮影スポットだ。

The End of the World
83131 Amboy Rd, Twentynine Palms, CA

PHOTO｜KAZUTOSHI AKIMOTO
TEXT｜KAZUTOSHI AKIMOTO
PUBLISHED｜2023
SOURCE｜Cal Vol.50

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