【TRY OUT!】“ティピー型”の王道テント「ノルディスク アルフェイム19.6」

その可愛らしいシルエットと高い品質のコットン混紡素材で、国内でも人気を博す北欧デンマーク発の『ノルディスク(Nordisk)』。最近ではアスガルドやユドゥンなどのモデルも話題となる中、編集部ではやはりこのブランドを語る上では外せない『アルフェイム』を試してみた。

2010年の日本初上陸以降、薪ストーブを使ったキャンプスタイルの火付け役となり、ティピー型テントの代名詞としても定着しているノルディスクのアルフェイム。その特徴の1つが、円錐型のフォルムが作り上げる三角形のシルエットだ。北欧神話で「光の妖精が住む国」を意味する商品名通り、寒い季節に暖かい光を灯して過ごすスタイルはキャンパーの憧れともいえる存在だ。

アルフェイムは、そのまま平米数を意味する『12.6』と『19.6』の2種類に分かれており、今回編集部が使用したのは直径500cm・8~10人用の『19.6』。『12.6』は直径400cm・6人用だが、ティピー型は円錐の立ち上がり部分が構造上どうしてもデッドスペースになりがちなので、寝室プラスリビングとしても使うのであれば、多少余裕をみて「19.6」をチョイスした方がいいかもしれない。しかも、大きいサイズの19.6でも設営自体は1人で簡単にできる。これもティピー型の魅力のひとつだ。ペグダウンが必要な個所数は20と多めではあるが、テントの周囲10カ所をペグダウン→ポールを立てる→ガイロープ10本をペグダウンで完成するため、初心者でも20~30分あれば設営可能だ。

また、テント本体と併せての使用をお勧めしたいのがジップインフロア。ジッパーでテント本体との取り付けが可能で、テント、フロア双方の目印(タグ)を合わせれば迷うことなく装着できる。フロアはターポリン100%で防水性に優れ、スカートと地面の隙間もなくなり風の流入も防げるため、薪ストーブ設置時には防火の対策が必要となるが、秋冬キャンプには必須といえるだろう。設営時も、フロアを装着して展開することで位置の目処がつけやすくなるため、設営が一気に捗る。

このほかノルディスクでは、すでにアルフェイムと同様に人気を博すアスガルドや、これまた特徴的なシルエットで新たに話題になりつつあるユドゥンなど、同じポリ・コットン素材で多彩な形状のテントを展開している。今年3月には東京・世田谷にパートナーシップストア 『Nordisk Camp SupplyStore by Root』も誕生しているので、気になる人はぜひ足を運んで商品を直接確かめてみよう。

なお、コットン配合の幕、天井のベンチレーターと、薪ストーブの使用を想定された仕様となっており、秋冬キャンプではぜひこのテント内で暖を取りたいところ。ただし、テント内の焚き火は一酸化中毒などの危険も伴うので、あくまでも個人の責任と何より万全の準備が必要だ。

【INFORMATION】
PRODUCT|ノルディスク・アルフェイム19.6(Nordisk Alfheim 19.6)
PRICE|11万8000円(税別)(ジップインフロアー別売)
WEIGHT|18kg
MATERIAL|テクニカルコットン(ポリエステル65%、コットン35%)、耐水圧350mm
SIZE|底面φ500cm × 高さ350cm
CAPACITY|8-10人(別売インナーテントは4人)
PACKAGE SIZE|φ36cm × 99cm
COLOR|オフホワイト
CONTACT|ノルディスクジャパン
WEB|http://www.nordisk.co.jp
※スペックやデータは紙面掲載時のものです。最新の情報は上記WEBサイトなどでご確認ください。

PHOTO|KAZUTOSHI AKIMOTO
TEXT|Cal
PUBLISHED|2017
SOURCE|キャンプ・グッズ・マガジン Vol.1


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