虹に手が届きそうな丘の上の暮らし|Honolulu, Hawaii

窓の外にはワイキキの西端からダイヤモンドヘッドの手前、東端までほぼ全景を望むパノラミックビューが広がっている。屋根に上がれば、その開放感に足先から頭まで体の全感覚が否が応でも包み込まれる。手が届きそうなほど近くに大きな虹が午前中は毎日のように現れる。

ワイキキの東側に位置するカイムキ地区の、背後の山へと続く山麓の高台に位置するこの家に暮らすのは、プロサーファーの堀内ミミさんとご主人のアダム、そして5歳になるエンゾくん。

2016年3月からレンタルしているこの家は、1階部分がガレージ、玄関口は階段を上がった2階にある。ドアなどの仕切りがない開放感のある作りで、リビングの大きな開口部からはたっぷりと光が注ぎ込む。だから、このリビングルームが家族の最もお気に入りの空間だ。

建築からすでに50年以上が経っている古い家だが、メープルウッドのキッチンキャビネット、マホガニー材のフローリング、レッドウッドの壁など、上質の木材をふんだんに使ったぬくもりのあるインテリアをミミさんは気に入っている。

23歳でサーフィンを始めたミミさんは、2000年にハワイへと渡米し、30歳の2005年に念願のプロサーファーとなった。これまでに参加したサーフィンの大会、選手権で手にしたトロフィーの数々がリビング横のキャビネットに所狭しと並んでいる。

プロのサーファーとして、サーフィンのインストラクターとして、そしてマーケティングのスペシャリストとして評価を受ける彼女は、これだと決めたら何事にも全力で取り組む。努力は必ず報われると信じているからだ。

週末にはキッズを集めてサーフィン、ゴルフ、テニス、バイクを楽しむイベントを開催するという親の顔も見せる。サンセットの時間が近づくと、「今日は空がどんな色に染まるのかな?」と毎日が楽しみの連続だという。

PHOTO|KAZUTOSHI AKIMOTO
TEXT|OSAMU HONMA
PUBLISHED|2017
SOURCE|Hawaii Interior Style Book Vol.1


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