ログハウスで暮らすということ Presented by BESS

肌寒くなってきたこのシーズンに暖をもたらす薪ストーブ。そんなアイテムに代表されるような自然に回帰したライフスタイルが注目を集めている。中でも、高い人気を誇るのが自然は個性住宅の『BESS』。彼らが提案するログハウスの魅力に改めて迫るとともに、それを体験できる展示場、そして新たな試みでもある『梺ぐらし』をご紹介しよう。

 カルフォルニアライフスタイルを提案する『キャル』において、表面的なスタイルではなくそこで日々を営む人に通底するスタンスというのは外せない要素。モノと情報に溢れる現代、その最先端に立って消費し尽くす暮らしがあり、消費の楽しみを知っていてなんでも持っている人のインスタグラムを見ると一瞬うらやましさを感じることもある。それをたくさんの人が「いいね」したり、フォローもしているようだが、それでもなお、自分の中にしっかりとした価値観を持つ人は魅力的だ。他の人が憧れるような何かをたくさん持っている人のように声高ではないかもしれないし、はたから見れば常に更新されているような暮らしぶりではないかもしれないけれど。
 “ログハウスで暮らすこと”とはどういうことか。ログハウスのトップブランド『BESS』のユーザーの暮らしもインスタグラムやブログで検索するとすぐに見つけることができる。そこでもたくさんの「いいね」や「シェア」がついている。投稿内容には単純なモノ自慢が少なく、薪ストーブに火をともしたことや、ウッドデッキや外壁のメンテナンス、D.I.Yして作った家具、住みはじめたころよりも経年変化によって味わいを増したログ壁や子供の成長の中で傷ついた床など、日々の営みに関する投稿が多いのも特徴だ。写真を見るだけでも笑い声が聞こえてきそうな、その人らしい自然体でおおらかな暮らし。ひとりひとりの暮らしの中に、季節ごとの彩り、発見、喜びがあることに気付かせてくれる。
 ログハウスはシンプルだ。元々、しなやかさと丈夫さを兼ね備えた素材である木を太いログ材として一段一段シンプルに積み上げていく。無垢材に囲まれた空間は時の経過と共に味わいを増していく。BESSによると、「家は道具」であり、そして「住む」より「楽しむ」が大切という。家の引渡し時点ではなく、長年使って、住む人にとってそこが何物にも代えがたい空間になってこそ価値があるというメッセージを発信している。なるほど、ログハウスで暮らすということはステイタスを手に入れることではなく、スタイルを消費することでもない。何かと比較することではなく、地に足をつけ自分らしく営みを築いていく、ということなのだ。きっと。

総合展示場BESS スクエア
SOURCE|Cal Vol.19


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